ロシア・ヴォルガ河クルーズ(ウグリッチ)
かつてはルビンスク貯水池からヤロスラブリを経て、もう一度、ルビンスク貯水池に
戻り、ヴォルガ河を南下してモスクワを目指しましたが、最近はヤロスラブリをパスして
ルビンスク貯水池からモスクワを目指すルートが多くなりました。
今日は、そのモスクワに向かう運河に入る前のウグリッチをご紹介します。
ウグはロシア語で曲がるという意味とか・・・このウグリッチで西からの流れがほぼ直角に
曲がっているところからこの名がついたといわれています。
ウグリッチではたいていの場合、2時間ほどの観光になります。ここは船を下りて、歩いての観光になり、メインは下の写真の血の上の聖ドミトリー教会です。
(Wikimedeaより)
サンクトペテルブルグにも「血の上」の教会がありました・・・
ここも、ロシアの皇帝につながる子供が殺されて、この名前が付きました。
因みに16世紀のイワン雷帝の7番目の妃の長男がこのウグリッチに幽閉され、
暗殺された話が残っています。
教会にゆく道は土産屋のテントが並び、短い夏だけの商売は熱気を帯びています。
5月の末から9月いっぱいまで、およそ250人からの乗客を乗せた船が、往復で
5~6艘立ち寄るわけですので、店の人はかなり忙しく熱心です。
お客さんも、このあたりに来ますと、心得たもの・・・しっかり、値切りの駆け引きを
会得して、ショッピングはゲームとばかりに、観光そっちのけで頑張る光景を
目にすることしきりです。
(Wikimedeaより)