ロシア・ヴォルガ河クルーズ(サンクトペテルブルグその2)

1924年から1991年まではソビエト連邦建国の父レーニンの名前をとってレニングラードと呼ばれていたサンクトペテルブルグの主な見どころは、エルミタージュ美術館を中心にした市内と郊外の夏の宮殿、エカテリーナ宮殿に分けられます。
まずは、エルミタージュ美術館からご紹介しましょう。

かつて、ロマノフ王朝時代の冬宮が前身のエルミタージュ美術館は18世紀中ごろにエカテリーナ2世がヨーロッパからの美術品を買い集め、1917年のロシア革命以後は貴族たちからの没収品が夥しい数で集まりました。
1930年台には、外貨を獲得するために、たくさんの美術品が西ヨーロッパに売り出されるという危機や第二次世界大戦のレニングラード攻防戦をかいくぐり
貴重な美術品を守りぬきました。

さて、いつもながらですが、インターネットから絵画を拾い出してもほとんどに、クレジットがかかっていますので、手元にある本から転載をした写真でご紹介します。
まずは、美しい外観から‥

(Wikimedeaより)
絵画はルネッサンス期から、バロック、ロココ時代、そして、近世の印象画までが中心となります。
特に、ご覧いただきたい絵画は・・・イタリア・ルネッサンス期からシモーネ・マルティーニフラ・アンジェリコ、リッピ親子などがいますが、ここではシモーネ・マルティーニの「受胎告知の聖母」

(NHK エルミタージュ美術館から)
次に、レオナルド・ダ・ビンチの2点から「ベヌアの聖母」

次にエルミタージュ美術館で最も人気の高い
「リッタの聖母」

エルミタージュにはレンブラントもたくさんあります。その中からレンブラントの妻
「フローラに扮したサスキア」

レンブラントは聖書の物語を題材にした絵をたくさん残しています。
その中から「放蕩息子の帰宅」

近代美術はフランスに次いで圧倒的な量、質とも兼ね備えで所蔵されています。
まずは、ピカソ・・・青の時代から、「ご訪問」

「ダンス」

切がありません・・・最後はセザンヌの
「静物」

気力、体力があれば・・・エルミタージュは一週間ぐらい通い詰めてもいい美術館です。
見終わったら、ぼーっと、黄昏てゆくネヴァ河の淵に佇み、火照った頭をしばし冷やして少し、苦めのコーヒーでも飲んで・・・

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