ロシア・ヴォルガ河クルーズ(サンクトペテルブルグその1)
今日からは、すでに、夏の風物詩と呼ばれるヴォルガ河クルーズについて綴ります。
バルト海に面したサンクトペテルブルグから南のドン河が黒海に注がれる手前の三角州にできたロストフ・ダ・ヌーまでヴォルガ河の本流をメインに下るコースをご紹介してゆきます。
まずは、サンクトペテルブルグからモスクワまでの1週間のクルーズにサンクトペテルブルグと
モスクワが含まれたコースから・・・
地図をご覧下さい。
成田または羽田から飛び立つ直行便はその日のうちにモスクワ、そして、サンクトペテルブルグに
到着します。そして、空港からそのまま船が係留されているサンクトペテルブルグ郊外のネヴァ河の船まで直接行き、通常は、船に2泊してサンクトペテルブルグの観光をします。
一般的には写真にような4階建ての船で、屋上にレストランとサンデッキが備わり、200人のお客様が乗船できます。
長さは約130m前後、横幅は約17m。
外洋を行く船とは違い風穏やかにして揺れ少なく、岸が近いので景色がどんどん変化してゆくので飽きません。また、さまざまな国の人が乗船しているので国際色豊かです。
このリバークルーズはヴォルガクルーズと名称がついていますが、ヴォルガの本流は本格的にはルビンスカヤ貯水池からカスピ海手前のアストラハンまでを指し、サンクトペテルブルグからモスクワ間は、ネヴァ河→ラドガ湖→シヴィル河→オネガ湖→ベロエ湖(白湖)→ヴォルガ本流(ヤロスラブリ)→モスクワ運河→モスクワというルートを取ります。
この間に水位調節のダムが21あります。
さて、サンクトペテルブルグ郊外のネヴァ河に係留されている船に乗船する際に、夏のトップシーズンになりますと十艘くらいの船が係留されています。
乗船の際は、民族衣装をまとった船の女性クルーが、パンと塩を差し出してくれます。
これは、ロシアの伝統的なウエルカムのおもてなしの一つですので、快く受けて、乗船してください。船は通常、4階建てで、大きなレストランが一つ、バーラウンジが2つか三つ。
サンデッキが屋上についています。
到着してチェックインをしてお部屋に入ります。
お部屋は2名1室が基本になっていまして、街中のホテルのようにベッドが二つ並び、棚がたくさんありますので、まずはスーツケースのものを全部出して、棚に収納します。
洗面所はかつては狭くトイレと洗面の場所がビニールのカーテンで仕切られたものが多かったわけですが、このごろはホテルのようにシャワーオンリーながらガラス戸で仕切られているので使い勝手が大変よくなっていますので、さしずめ、動くホテルと思っていただければ良いです。
次に時間を見て、廊下に出てライフジャケットの付け方のレクチャーがあります。
それが、終わると、時間にもよりますが、船内の設備を一巡して夕食となります。食後元気があれば、バーに行って寝酒のいっぱい。バーには専属の歌手や演奏する人がいて、0時あたりまで続きます。夜の帳は午後10時頃になります。
明日はサンクトペテルブルグの観光ポイントをご案内します。
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