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オリエンタルブルーを語る噺

マイナーゲームを語る第二弾。今回はオリエンタルブルー-青の天外-について語るよ!

このゲームは今は無きゲームボーイアドバンス(名前合ってるかな)で出たゲームですね。年齢が大体バレる気がするけど気にしない。

これはですね天外魔境シリーズの外伝でして、日本や中国、モンゴルやその他の国をモチーフにした世界を舞台に駆け巡ります。
青の大地と呼ばれる色んな種族が住む世界。
帝都、大都と呼ばれる日本の平安時代を模したこの国で怪異が巻き起こる。「大都がマ界に沈む」という噂が広がり始め、各地では魔物が暴れ出していた。そんな中で主人公は一冊の古文書を手に立ち上がる。という感じ。
何が面白いってこれ、フリーシナリオシステムなんですよ。大筋はあるけど仲間にする人を選ぶの。ある人を仲間にすると特定の仲間が選べなくなるシステム。なので進行具合によってその時仲間に加わる人が変わるんです。
例えば私を仲間に入れて欲しい、と言われていいえを押すと大体のゲームははいを押すまで話が続くと思うのですが、このゲームはいいえを押すと仲間になりません。なんて聞き分けの良い人たちなんでしょうw
あと仲間にしないと倒せないボスもいて何周かしないと物語が理解できない所もあるのですが!これの怖いところはセーブデータが一つしかないの。だからこのキャラ仲間にしたらどうなるんだろーって始めからやると途中までやってたデータはさよならなんですよ。私の最強の仲間が簡単に消える悲しみはやばい。

あとは進行具合で村人の話も変わるのであの人に話しかけたしもういいや〜とかやってると、その村人が実は重要人物でその話を聞かないと村一個滅ぶとか普通にあります。
あと印象的だったのが、深海に住んでる人魚(だったかな…)が地上から娘を連れ去る話。娘の父親から娘を取り返して欲しいと言われ深海にある街へ行くんだけどもそこの王子様と娘は幸せそうに暮らしていて。選択肢で無理矢理地上に連れてくか深海に残すか出るんだけど、引き離すべきではない…と判断して父親に言うとめっちゃ怒られるんですよ。なんで連れて帰ってこなかった!?って。そんでクエストの報酬何も貰えないの。深海の人たちは地上から花嫁を迎える習慣があって、王子様の母親も人間だった。習慣に倣っただけなのに拐われた!って理解がないと難しいものなんだなぁと幼心に思った記憶があります。

まぁこれはサブクエなので本編には何にも関わらないけどこれも特定の仲間がいないと行えないクエストなので仲間選びが最重要事項になるわけなのです。あとお金払うと仲間になる人もいたなぁ。傭兵的な感じの。
なのでめっちゃ人に話しかけて世界で何が起こってるのか把握し、メインストーリーを探すという何とも時間のかかるゲーム。けれどその手探り感がすごく好きで、世界を駆け巡って旅をする事の楽しさを知ったゲームでした。(このゲームのおかげでやたらとモブに話しかける癖がついてしまったとも言うw)

進めていくと青の一族と赤の一族っていう人たちが戦って赤の一族が負けたみたいな話があるんだけど、そういう話含めて何かと赤の一族に関しての伏線が多い。ちなみに主人公は青の一族の末裔なんだけど本人は末裔という自覚が皆無なのでその辺に関しての深い掘り下げはできない。主人公の過去みたいなのもほとんどないし。
多分これ赤の一族視点みたいな続編あったのだろうけど売れ行き悪くて続編出なかったとかなんとかって話だった気がする。

出来るならまたこういう感じのゲームをやり込みたい。久し振りにまたマイナーで面白そうなゲーム探してみようかな!

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