没頭する
なにかに没頭すると、周りが見えなくなることが良くある。この性質はどこから来たのだろうと考えてみたら、小学校の記憶まで遡った。
小学校のころから本が好きだった。休み時間も本ばかり読んでいたと思う。低学年のころ、たしか私は王様シリーズと呼んでいた間抜けな王様と大臣が出てくる本にハマっていて、友達にもあんた王様と結婚でもするん?と半ば呆れながら言われたことを覚えている。勉強は結構できる方だったので、授業中もドリルをする時間になるといかにはやく終わらせて残った時間に本を読むかばかり考えていたような気がする。終わったことを先生にアピールするためにそのページを開いて右斜め前に置きつつ本を読んでいたこと、今思うとなんだか笑えてくるよね。私の他にもきっとこんな人、いたとおもうのだが、どうでしょう。
なにかに没頭する、ということが出来るのは幸せだと思う。それは傍から見るともしかしたら努力しているな、頑張っているなと捉えられるものかもしれない。案外やっている本人は努力なんて考えていない。もちろん辛いときや気分が乗らない時もあるだろうが、その先の快感を知ってしまっているのだから。そうしてのめり込んでいるうちに、気がついたらとんでもない所に到達するのだろう。私もいつかそうなりたい。
この文も夜中にふっとよぎって一気に書き上げた。気づいたら終わってた。没頭している時間の長い人生を行きたいと思う。
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