NTX大阪公演『LOVE』に行って来た!2日間の感想をメンバー個別に語る
今回、『2023 NTX LIVE IN OSAKA "LOVE"』 に行ってきたので、その感想を忘れないうちに書いておこうと思います。
NTXを間近で見るのはファンミーティングぶり。かなりテンション高めの状態で見ていたので、いつものことながら俯瞰して見ることもできず「よかった」「かっこよかった」「やばかった」というように語彙力がなくなり…
もはやだたの感情の殴り書きみたいな状態ですが、残しておくこと・メモすることで記憶は定着するものだと思うので。
とりあえず思ったことを書き出しました。
▼JTBC『PEAK TIME(ピークタイム)』の感想記事
▼『CIRCUIT』の感想とNTXメンバー1人ひとりのダンスに関する考察と感想
▼JTBC『PEAK TIME』後に行われたペンミ(日本)の感想
“公演”だからこその良さ
今回はファンミーティング(ペンミ)ではなく、公演ということで…パフォーマンスを十分に楽しめるはず!と楽しみにしていました。
これまで見てきた・応援してきたアーティストは、基本的にMCの時間がなく…(0という意味ではありません)。パフォーマンス中心のグループでした。その関連グループも含め全てそうで、MCがないライブに慣れていることもあり、正直“MCなし”でひたすらパフォーマンスをしてくれる方が私には合っています。
だからこそ公演が本当に楽しみだったわけです。純粋に歌、ラップ、ダンスを楽しめるので。
近いからこそのよさと近いからこそ見えなかったもの
今回の会場は、FC LIVE OSAKA。キャパは200人ほどなため、ステージがとにかく近い。この近さでパフォーマンスを観るのは…おそらく初めてです。ライブハウスで開催されたリリイベに行ったくらいですかね。
これまでは基本的にホール、アリーナ、ドーム公演にしか行っていないためかなり新鮮でした。
一方で、近いからこそどうしても1人ひとりに目がいってしまい、全体を見るのは難しかったです。後ろの方に座っていても、まだちょっと距離が足りなかったな……と思いました。
近い距離で見るからこその良さ、遠いからこその良さってそれぞれありますよね(遠すぎると見えないですが)。
充実感の正体
結論から言うと、NTXの公演は“終わった後の充実感が半端ない”です。「見尽くした〜!」「うわ〜もっと見たい、時間足りない!」って思うというか。公演時間1時間では足りないなと。
たとえ公演時間が2時間あったとしても、足りないと思います。
長ければ長いほどいいということでもなくて、短めに設定されているからこそ次も足を運びたくなる、というのもあるなと思いました。
そして、充実感を感じる理由はいろいろあって、
歌声が安定している
全力でパフォーマンスしているのが伝わる(手抜きとか感じない)
メンバー感の実力差があまりない(差が小さい)
歌声やダンススタイルに個性があって、1人ひとりの良さを感じられる
カバー・ダンスチャレンジもあって初心者に優しい🔰
(勉強不足によるものですが、本人の曲だけでは分からなかった“良い部分”が見える)見せよう、聞かせようという気概が感じられる(自己満足で終わらない)
パッと挙げただけでもこんな感じですかね…?
▼ダンスチャレンジの詳細はこちらの記事をどうぞ
前にどれかの記事に書いたのですが、私は歌声が安定していないと急に冷めます。どんなに好きなアーティストでも。その瞬間から急に熱が冷めて、盛り上がれないというか。
(嫌いになると言う意味の「冷める」ではありません)
こうなってくると、1人ひとりの記憶がなくて、公演後の感想は「楽しかったね!」で終わりです。
要するに、毎回10,000文字も書くということは……
これまでの印象との照合
公演を見にいったとき、公演中は楽しくて忘れがちですが…
好きになった理由そのものをそこで見られると「これが見たくてここに来たんだった…」と感じます。
これまでにこのnoteに書いたメンバー1人ひとりの印象などと照らし合わせながら、公演で改めて感じた良さや発見なども書いておこうと思います。
▼ヒョンジンくん
ヒョンジンくんの歌声が好きだという話はこれまで何回もしてきましたが、今回気づいたことがあって。
ヒョンジンくんの持つ特徴・長所が生かされるのは、ファルセットよりもミックスボイスのような音の時に現れるなと…(音楽用語あんまり詳しくないのであっているかどうか…怪しいんですけど)。
チェストボイス(地声)寄り?な方が個人的には良いなと思っています。
『The Boyz』だと54秒〜くらいの声ですね。
高温に強さを感じる音、と言ったら分かりやすいかもしれないです。
『CIRCUIT』だと、2分27秒くらいのラスサビ前の音とか。
今回のライブだと、マッコンの1部で急遽歌うこととなった 優里『ベテルギウス』の時とかにもその特徴がよく出ていました。
ダンスだと、自分のスタイルがはっきりしているというよりも、アイドルらしいダンスが上手い人という印象。
元のダンスと比較しないとわからないことなので、NTX本人の楽曲だと言い表すのが難しいのですが、カバー曲だと原曲の雰囲気をしっかり自分なりに解釈して上手に表現するなという印象です。
例えば今回、14日の2部でMnet『STREET WOMAN WIGHTER2』のリーダー階級課題曲『Smoke』(めちゃめちゃバズってるあれです)をやりました。ヒョンジンくんが1番、原曲の雰囲気やコレオをしっかり理解して、それを上手く表現できているなと思いました。めちゃめちゃよかったです。
前に上げてくれたチャレンジはちょっと暗いところで踊っていたので…
改めて良いなと思える部分がありました。
▼ユニョクくん
『CIRCUIT』について
ユニョクくんは14日はかなりしんどそうなこともあって、これまで良いなと思っていた部分が公演中に感じられませんでした(無理しないで…と思いながら見ました)。
でも、2日目(15日)のマッコンでは今まで見てきたユニョクくんの良さがしっかり見えるようになって、よかったです。
ユニョクくんは、体格が恵まれているということとそこに積み上げてきたスキルも相まって、センターに来た時の迫力が本当にすごい。推しを見ていたのに、急にユニョクくんしか見えなくなる瞬間があったり。
細かいことがどう…というよりも、ステージに上がった時に自分が持っているものを全て出し切る、そんな時に良さが現れるなと改めて感じました。
▼ジェミンくん
ジェミンくんも13日の公演を休んでいたので、14日の講演は大丈夫かな…と思って見ていました。ジェミンくんは14日の2部あたりから徐々に良さが現れてきて、これまで褒めまくってきたパフォーマンスの良さが現れるように。
動きが大きいことに加えて、とにかく“細部に至るまでかなり意識して踊ってるんだろうなというのが伝わるダンス”をするというのがジェミンくん。
アイソレーションが上手で、ウェーブもしっかり入るし(腕だけじゃなくて胸郭までしっかり動いてる)、ヒットも強く打てるし、つま先・指先までしっかり意識しているのもちゃんと伝わる。
だから、15日マッコンのチャレンジの中でやっていた、STREET MAN FIGHTERのミドル階級課題曲の1つ『100℃』が天才的に上手かったです…。
まだチャレンジ動画出していないみたいなので本家の方の動画を出しておきます。
BANK TWO BROTHERSは韓国のHIPHOPクルーで、ストリートダンスの大会でも多数受賞歴があるグループです。コレオを中心で踊っている人ならふつう、再現は結構難しいダンスだと思います。HIPHOP独特の雰囲気、感覚を掴むのが本当に難しいので。
でも、ジェミンくんは(ユニョクくんも)しっかりその感覚を掴んで、自分のものにして踊っていたなと。空いた口が塞がらないというのはこういうことか…となりました。
あとは、自分がカッコよく見える角度、動きをよくわかっているなというのも。気が抜ける瞬間をあまり見たことがないなと改めて思いました。
▼チャンフンくん
ジェミンくんやスンウォンくんがダンサーっぽく自身の強み・良さを取り入れたダンスをするなら、チャンフンくんは、コレオを誰よりも正確に習得して自分の中に落とし込んでいる人、というイメージです。
ムダがない、キレイな動きという言葉が似合うと思っています。
合間にファンサービスをしたりもしていますが、それでもいつもブレないのは“コレオを正確に習得して自分の中に落とし込んでいる”というのがあるからなのかも…なんてふと思いました。
あとはラップ。いつ聴いてもやっぱり発音が綺麗で聞きやすく、音取りも上手いなと。スッキリしているものの、特徴もしっかりあってラップに疎い私でも楽しめるのが良いですね。
▼ホジュンくん
常にニコニコしていて、ステージを楽しんでいるように見えるホジュンくん。例えそうじゃなかったとしても、それってめちゃめちゃ好感度高くないですか…?
そんなホジュンくんだからこそ、明るい曲が本当に似合う。
声質も柔らかくて優しい雰囲気ということもあって「これはホジュンくんのための曲だ…」と何回思ったことか…
『Black Hole』とか『KISS THE WORLD』とか…ホジュンくんの明るい表情、雰囲気…そういうの全てが活かされる気がしてます。
バチバチにヒットを打つジェミンくんとは反対に、動きが滑らかなホジュンくん(どちらにも良さがあります。曲によって違ってきますね)。
だからこそそれが活きる曲になると自分のものにしているなという感覚に陥るんですよね。
▼ロヒョンくん
ロヒョンくんは、力が入っている時よりも程よく力が抜けて、ステージの上で遊んでるな〜という感じが出てきた時にロヒョンくんらしさとか、良さが見えてきます。
技術どうこうよりも、ステージの上でどれだけロヒョンくんの持つ感性が見えるかみたいな。
“魅せににきている”のがわかるのも良いですが、“自然体でパフォーマンスを楽しんでいる”方が、より良さが見える気がしました。
基本的にロヒョンくんセンスやラップ、ロヒョンくんが作る曲が好きなので、どんな姿を見ても「カッコいい」「めちゃめちゃいい」「最高」と口に出すものの、良すぎて語彙力を失うので、この感覚的に自分の中に落ちてくる“何か”を文章化する語彙力が欲しいです。
▼ウノくん
ウノくん、やっぱり高音がめちゃめちゃ綺麗ですね。ブレない上に、耳にキーンとくる感じじゃなく、スッと入ってくる高音というか。
グループでとなると少し難しい話になるのかもしれませんが、バラード……すごく合っていました。
リードボーカルって、メインボーカルとは違って曲の雰囲気を変えるパートに使われることが多いと思うんです、他のグループを見ていても。その役割を担っているのがウノくんだな〜と。
ダンススタイルでいえば、ウノくんはNTXの中で1番アイドルらしいと思います。ダンスというか、パフォーマンスの仕方そのものが。
ときには“くどい”と感じるくらい表現する方が良く見える時もあります(セクシーコンセプトとかは躊躇っていたら良くないですし)。でも、アイドルの曲(コンセプチュアルな曲以外)はそうじゃないことの方が多いと思っていて。
自分の良さを見せられるか、曲の雰囲気や曲の世界観を自分の内側からしっかり表現できているか…そういう方が重要だと考えるタイプです。少なくとも私は。
作られすぎた“かっこよさ”よりも、分かりやすい“かっこよさ”や“可愛さ”、それから“爽やかさ”の方がとっつきやすくイプドクしやすいじゃないですか(たぶん)。
▼スンウォンくん
そう、これを最初に言いたかったんですけど、スンウォンくん……またダンス上手になりました?それか“魅せ方”が上手くなりました…?明らかにペンミよりよかったなと感じました。
スンウォンくんの動きはいつも大きくて、手足がとにかく遠くまでバッと伸びる。足のスタンスも広くて、その体格を感じさせない動きというか。むしろ誰よりも大きく見える時があるくらいです(流石にユニョクくんの方が大きく見えるか…)。
ちょっと『CIRCUIT』の직캠貼っておきます。
1分6秒から始まる部分とか。特にそう感じる部分です。
1分54秒から始まるサビの部分もそうです。重心移動が上手で、大きく動かしていてもスッと次の1歩が出る感じです。これをあのステージの大きさでもちゃんと見られたのがよかったですし、ここまでダンスのことを褒めてきたからしっかり目の前で拝んでおきたいと思っていたので、見られて本当によかったです!
それから、定期的に「#Today_routine」としてアップしているダンス動画。Billie EilishのMyBoi (TroyBoi remix)がスンウォンくんのダンススタイルにすごく合っていてよかったのでこれも貼っておきます。
ダンススタイルがどんな感じか…というのを見たかったら、これを見るのが1番分かりやすいかな〜〜と…。
とくに30秒から始まるしゃがんで横移動するところ。
上に跳ねることで綺麗に横移動してる人もいる中、スンウォンくんは重心を落としたまま横にスライドするように移動しているのがわかります。
重心移動が上手というのはまさにこのことで、スムーズに次の動きへ繋げられるんですよね。
こういう良さが公演中たくさん見られたので、目の前で見ることの楽しさを改めて知ることができたなあと思っています。
あと今更気づいたことなんですけど、スンウォンくんのラップの重厚感とダンスにも感じる重厚感(重心が低めにあって体幹が安定している感じ)もマッチしていていいなと。
「今更気づくの?」って感じですけど、これは帰ってきてから気づきました……。
さいごに
全体のことも書きたかったんですが、何せ体調を崩し限界が来てしまいました。
良いことは良い、いいものはいい、それを残しておきたくて書き留めているだけなので。今回は、一旦これにて終了としようと思います。
NTXが好きな方は思い出しながら「そういうふうに思う人もいるのか〜」とか共感していただきながら読んでもらえてたら嬉しいです。
もし、NTXのことが気になっているという方が今これを読んでいるのなら、ぜひ次の機会にはNTXの公演なりなんなり…に足を運んでいただけると、より彼らの良さが感じられるのかなと。「まずは行ってみようかな」と思える、その一歩を踏み出すきっかけになれたら嬉しいですね。
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