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年が明けたので、昨年の宿題の答え合わせをしようって話。
ども、リリカルフォトグラファーことミツハシです。
皆様、明けましておめでとうございます。
お元気でしたか?
随分と記事を更新できなくて申し訳ありませんでした。
写真撮影が楽しすぎて、つい記事の執筆を後回しにしていたら……という感じで、やっとの更新です。
年始の記事なので今年の抱負やら目標やらを書こうかとも考えていたんですが、タイトルの通り宿題の答え合わせをしないことには始まらないと思いましたので、先ずはそこから書いていこうと思います。
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宿題とは?
発端は去年の3月に書いた記事なので、恐らくご存じない方のほうが多いと思いますので、まずはこちらをご覧ください。
まぁ一言でいうと「LUMIX の MFT(マイクロフォーサーズ)機って、ポートレート撮影にドンピシャでハマるカメラだよね」ということです。
その理由は……
フルサイズ機に比べてボケない
コントラストAFによる正確なピント
滑らかで活気を感じさせるスキントーン
この3点において LUMIX機はポートレート撮影において最適なカメラだと結論づけたわけですが、この記事を書いたのが3月ということもあり、その後もポートレート撮影は続けながら感じたことを踏まえて、この理論を改めて考えてみるということが「宿題の答え合わせ」ということです。
![](https://assets.st-note.com/img/1736151078-JMkfXta98Wd0OmeZxHD3b25U.jpg?width=1200)
「ボケない」というアドバンテージ
ポートレート撮影において、被写体を強調させるために背景をボカすことはどのテクニック本にも書かれていることです。
そこでポートレート撮影では背景をボカすために、なるべく絞りを開ける様にした結果、どこで撮影したのかも分からないくらい背景をボカし、被写体の顔もボケてしまうという本末転倒な写真になってしまうわけです。
あるいは、暗所での撮影で ISO を上げるかの判断が難しい場合で絞りを開けざるを得ない状況もあるかと思います。
ここで MFT センサーの特性であるボケにくさが活きてくるわけです。
ボケにくいから背景が自然でなだらかなボケになり、鼻先にピントを合わせても顔全体にピントが合う(ように見える)、ISO を上げることなく絞りを開けても適度なボケが得られる……という点は、ポートレート撮影では大きなアドバンテージとなりました。
特に MFT センサーはノイズが出やすいので、なるべくISO を上げずに撮影したいところなので、絞りで露出をコントロールできるのはかなり有効でした。
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コントラストAF というアドバンテージ
AF(オートフォーカス)の性能は早さと正確さで評価されますが、位相差方式AF はピント合掌までの早さに優れ、コントラストAF は正確さに優れているという特徴があります。
コントラストAF はフォーカスエリア内のコントラスト差からピント面を算出するので、極端な明暗差や背景と被写体が同系色でコントラストが生じない場面では機能しないという欠点がありますが、そうしたシチュエーションを避けて撮影している限り、ピントが合わないということはほとんど発生しませんでした。
特にポートレート撮影ではモデルさんが激しく動き回ったりするシーンはまずないので、AF 速度よりも正確性の方が重要視されることが多いです。
「コントラストAF は遅い」と言われますが、位相差方式を採用しているカメラと比べたら遅いのは当たり前なんですが、遅いといっても実用レベルで困るほど遅くはないですし、そもそも普通に使っていてストレスを感じる程の遅さのカメラを販売するほど、Panasonic もバカじゃないですからね。
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描写力というアドバンテージ
これはもう、実際に作例を見て判断してください。
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![](https://assets.st-note.com/img/1736153041-1al5r2I8TcdEBDRGXshqPHVb.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1736153146-LOUaeSn23Qsg5PTYG8XrdW9k.jpg?width=1200)
このスキントーンと髪の艶やかさに魅了されて、LUMIX機を使い続けています。
この描写力を最大限に発揮させるためという考え方が、G9PRO でポートレート撮影する時に最も必要なことだと、振り返ってみて改めて思いました。
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おわりに
「LUMIX Gシリーズ・ポートレート撮影最適理論」は、自分の中では実証できたと思っています。
共感していただける方もいらっしゃるでしょうし、逆に否定的な見解を持たれる方もいらっしゃると思います。
それが正解だとも思っています。
ポートレートの撮影法は一つではなく、アプローチは何通りもあります。
同様にポートレート撮影に最適なカメラも、何台も存在していると思います。
真摯にカメラと向き合い、ポートレート撮影に向き合い、モデルさんと向き合うことで、自分だけの最適理論を導き出していただけるのが、私のこの記事を書くに至った思いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1736154381-Hlk4v9anJ0s2pxNqG6e7ERhj.jpg?width=1200)
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![エイレ商会・ミツハシヒロカツ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/46525252/profile_3cfda661370ceae8a42cabff186244bb.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)