こども霞ヶ関見学デー2024 参加レポート
こども霞ヶ関見学デーとは?
こども霞ヶ関見学デーは、霞が関に所在する各府省庁等の特色を生かし、子供のための展示等様々なプログラムを行うイベントです。
毎年、政府の施策に対する理解を深めてもらうこと、活動参加を通じて親子の触れ合いを深めてもらうこと、子供たちを対象に広く社会を知ってもらうことを目的に実施されています。
今年2024年は、8月7-8日に実施されました。約1,200人を超える親子連れが来場し、大盛況の2日間となりました。
本イベントには、国土交通省都市局の「Project PLATEAU」(プロジェクトプラトー)のブースとして、関連企業複数社が出展しました。
Eukaryaは、PLATEAU VIEW(プラトービュー)を使った建物探しゲーム・作図機能を用いた建築シミュレーションの紹介等を行いました。
Project PLATEAUとEukaryaについて
国土交通省都市局が主導する、日本全国の3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化プロジェクト「Project PLATEAU」。
Eukaryaは、令和4年度に実施されたこの「Project PLATEAU」の基盤システムPLATEAU VIEWのフルリニューアルを担当しました。
また現在も引き続き、PLATEAU VIEWをはじめとした様々な関連プロジェクトに携わっています。
会場の様子
午前10時からの開催にもかかわらず、開始時刻より前から会場には多くの親子連れが列をなしていました。
イベント開始早々PLATEAUブ―スは多くの来場者で賑わい、Eukaryaの展示ブースにもたくさんの好奇心旺盛な子供たちが駆け寄ってきてくれました。
ブースでは、PLATEAU VIEWで何ができるのかを理解してもらうために簡単な説明を行い、実際に子供たちと一緒に操作を行いました。
PLATEAU VIEWの大きな魅力の一つは3Dの建物モデルを表示できることなのですが、実際にそのデモンストレーションを見せると、子どもたちから「おお〜!すごい!」「かっこいい!」と感嘆の声があがっていました。
選択した街の景色を実際の歩行者の視点から見ることのできる「歩行者モード」機能も大好評で、子供たちは「知ってる!この景色見たことある!」と自分の知っている建物や風景を楽しそうに教えてくれました。
PCの操作に不慣れなのか、はじめは戸惑った様子の子もいました。
しかし、スタッフがお手本を見せてみると、すぐにコツを掴んだようで、すぐさま嬉しそうに様々な機能を使いこなしていました。
地図上に作図することのできる機能を教えると、日本からはみ出すほどの巨大な建造物を作成し、「見て見て!できた!」とスタッフに嬉しそうに披露してくれました。
また子供達だけでなく、保護者のみなさまも、デジタルマップの進化に驚く方が多くいらっしゃいました。
中には、お子さんと一緒にProject PLATEAUやPLATEAU VIEWの操作について積極的に体験し、興味を持って質問してくださる方もいらっしゃり、出展スタッフとして大変嬉しく感じました。
日常で何気なく使っていた地図に、親子で興味を持っていただくきっかけとなることができていれば幸いです。
最後に
イベント参加前には、「子供達へ、Project PLATEAUやPLATEAU VIEWの魅力と使い方について、上手く説明することができるだろうか」といった不安がありました。
しかし、しかし、今回のイベントでの体験によって、「操作方法が分かれば、子供達にも体感的で身近なツールとして活用してもらうことができる」と実感しました。
今回の「こども霞ヶ関見学デー」を通じて、子供達からの「楽しい」「わからない」といった率直なフィードバックをたくさん聞くことができました。
普段、大人やそもそもGISに興味のある方々を対象としたイベントも多い界隈の中で、そうではないユーザー、特に子供達も自然と楽しめるような場を作っていくためにはどうすれば良いのか?ということについて考えるきっかけにもなりました。
今回の体験でProject PLATEAUや3D都市モデルに興味を持ってくださった子供達やご家族の方々が、今後のユーザーやクライアントになるかもしれないと考えると、今からとても楽しみです。
今後もEukaryaでは、Project PLATEAUを始めとしたGISやオープンデータ活用の魅力や価値を創造しながら、Re:Earthを始めとした様々なサービスをより良い形で提供していけるよう、一層努力して行きたいと思います。