わたしのしらないわたし。
昨年2018年の5月に、大好きな友人たちと鹿児島旅行に行った。
その時に立ち寄ったのが島津家の庭園"仙巌園"で、広大な敷地に古民家のある素敵な場所だった。
友人の義母さんの形見である大島紬を着てその庭園を歩いていると、友人の一人が「ちょっとはなちゃん、そこに立ってて!」と言って、庭園をバックに何枚か私のことを撮ってくれた。
その後、家屋のほうへ移り、そこでも写真を撮ってくれ、
「古民家買いました」って投稿しちゃえば?
と、その友人。
なるほどいいねぇ、と、FacebookとInstagramに、何の気なしに投稿。
注釈なしで。
そうしたら、あれよあれよと「おめでとうございます!」的なコメントが。
「あれ。みんな信じてる・・・?」と焦る私。
提案した友人も、おそらくそこまで信じてもらえるとは思っていなかっただろう。
取り急ぎ、謝罪を伝えようということで、これまたもう一人の友人が、スマホでサクッと謝罪画像を作ってくれた。
ここで知ったのは、ジョハリの窓というやつで言う、「私の知らない私」をみんなが見ている、ということ。
超広大な敷地を私が買ってしまえると、ここまでたくさんの人が一瞬でも信じてしまえるのは、私が持ち合わせる「なにか」のおかげなのだろう。
そこまでの力は実際にはないけれど、やればできるのかもしれない、と、思わせてもらった出来事。
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