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ある日の朝

ミュージシャンは、朝 苦手なイメージを持つ方も多いかもだけど、
僕は比較的 朝 起きるのは、早い方だ
7時には、ほぼ確実に起きている(前日に飲みすぎていない限り(笑))

その日は、朝の5時頃に目が覚めた。

起きた瞬間 いつもと違う感覚.
指が曲がったままの状態で動かない。
焦って動かそうとしても、攣っていて動かない・・・
この症状は、バネ指かもしれないと頭をよぎる

その日の午前中に、整形外科に行くと、
しばらく指は あんまり使わないようにと
言われたけれど、仕事柄どうしても使うしかない
そういう時に限って、毎日演奏が続いたりする・・・

どうするべきだろう?と考えてみると
選択肢はいくつかあった
1.トラ(代役を立てる)
2.休む
3.騙し騙し弾く
4.顔で弾く(笑)

4は、さておき。
僕は、3に限りなく近い感じで、
家では、ほぼ弾かずに、
現場だけでギターを弾いた。

それでも、家にいると練習がしたくなるので、
家での練習は、何をしていたのかというと。

アレンジしたり、右手のピッキングだけしたりしてみた。

いつも当たり前の様にしていた事が出来なくなると気が付くことが沢山あるのだなぁと、
そういう時こそ感じる
毎日何時間も弾いていたのが、
本番でしかちゃんと弾けないと少し
不安にもなる
それでも、その方法をとるしか方法は無かったので、暫くその方法で騙し騙し弾いていた

意外と弾ける事に気が付いたけど、
新しい事に取り組めない
焦りなどがたまに出る。

でも、自分が今の状態になって気が付くことが
多く、それはそれで
収穫なのかなと考える事にした。
普段当たり前のようにしている事は、当たり前ではなく、奇跡なのだと。

随分、症状は良くなってきたので、
リーダーライブでは
がっつりと弾けていると思う。

演奏が日々出来ている事
好きな事が出来ている事
それを楽しみにしていてくれる人がいる事
当たり前のことではなく
それは奇跡なのだと感じる

そして、これを読んでくれている皆さん
いつもありがとうございます





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下田 雄人
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