19日:1+2+3+5+8
フィボナッチ数列最初の5つの和
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ターニングポイントだった、と思う時がある
そんなに劇的な人生は送ってないけど、19歳になった年は自分でも「変わった」と感じた。
高校はバイトが禁止だった。所謂進学校で、そもそもバイトを考える暇もなく部活と予習と宿題の日々はあっという間に終わった。
桜が咲かなかった春、それまでずっと「今年やること」がある人生だったのに、「この先やること」をゼロから考えなければならないことに気付いて、ものすごく驚いたのをよく覚えている。
今、目の前に、なにも決まっていることが、ない
強いて言えば1年後の大学受験。でもこれも別にやらなければならないわけではない。予備校?入ることは義務ではない。
呆然として母に聞くと
「・・・好きにしなさい、あんたの人生」
とのこと。
たっぷり数週間呆然としたわたしは、予備校に通わないことに決め、人生で初めてのバイト先に面接の電話をした。
あの時大学に受かっていたら、母が「こうしなさい」と言っていたら、なにも決まっていないことに気づかなかったら・・・たぶん今の自分にはならなかったと心から思う。あっさりと訪れるターニングポイント。
はじめてゼロから計画した「19」才の1年は、ものすごく大切な1年になったのだけど、それはまた別のお話で。
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