いろんな「はじめまして」がある話
けっこう前にスクールで知り合ったジャニオタ女子大生から聞いた,いろんな「はじめまして」がある話が個人的に気に入っていて,みんなにも聞いてほしいなぁと思って久々にnoteに書いています.
ちなみにスクールというのは,2018年4月から通っているデジタルハリウッド(通称デジハリ)のことで,そこで僕は本科CG/VFXとUI/UXDという2つのコースをとっています.今回聞いた話はCG/VFXに通う同じクラスの女子大生の話です.
遡ること2018年7月,入学してから三ヶ月が経ち,三ヶ月課題を提出した後の打ち上げの飲み会でのことでした.僕のいたテーブルでは,今後の半年課題に向けて何を作るかという話をしていました.
作りたいものやテーマがあっても誰かに既に表現されている
スクール生はいわゆる学生なので,特にクライアントがいるわけでもないので課題のときには自分の作りたいものを作るんですが,そんなにみんな自分の作りたいものがあるわけではないですよね.それに例えば自分の作りたいものがあったとしても,そのテーマとか表現はもっと著名な監督とか誰かが数多ある映像作品で表現してるじゃないですか.例えば「夢を諦めないことの素晴らしさ」とか「友情の大切さ」とか.なのでその時僕は「もう表現したいものなんてやり尽くされてるよね」という発言をしたんです.それでみんなでそうだよね〜みたいな雰囲気になってたんですが,ずっと黙っていた女子大生が口を開いたんです.
もしもNews小山くんに会えたら?
女子大生: でも「いろんなはじめまして」があると思うんです.
僕: それはどういうこと?
女子大生: 例えば,私が映像関係の仕事に就いて,Newsのメンバーを撮影することになったら.それまで何度もライブで小山くんを見てきて,いろんなテレビや雑誌を通じて,小山くんの好きなものとかどんなことを考えているのかとかをすごく知ってる.それでも初めて会ったときは「はじめまして」なんです.
おなじ「はじめまして」はないのかも
表現とか技術とか,コードとかになると模倣っていう感覚ってあると思うんです.特に僕はアカデミック出身なので,それはもう誰がやってるとかっていうのにはすごく敏感なんです.だけど,「はじめまして」ってもうその人でしか成立しないものだから,とってもいい言葉だなって.僕の中の「はじめまして」がたまたま何かに似ていても,でもそれは自分のはじめましてなんだって,いい意味で開き直れるワードだなって笑 それでいて他者に対してもすごく説得力があるなって思ったんです.
まとめ
これからなにかを作っていく人にとって「いろんなはじめましてがある」ということが,その作品制作を支える何かになればいいな,と思います.