《1》"あいにく"
「今日はあいにくの天気ですね」
2023年、4月7日、たくさんの方が入園・入学を迎えられたのではないでしょうか。
新たな門出をお祝いいたします。
さて、そんな晴れ舞台に、近畿地方ではかなりたくさんの雨が降っていました。
何度もこの「あいにくの天気ですね」という言葉をかけられたのではないでしょうか。
雨=あいにくの天気 と理解し使ってきましたが、その"あいにく"の語源はどこからきているのでしょうか。
調べてみると、あやの感動詞「ああ」と形容詞の「憎し」が合わさり、「あぁ憎い」というところからきているそうです。
つまり、期待や目的に沿わず、都合の悪いさまを表しているということですね。
なるほど。
確かに、晴れ舞台には晴天を願いますが、
私は雨粒が傘にあたる音を聞くと、非日常的で、かつ神秘的な気がして癒されます。