チームで行う当事者研究~僕が僕で私が私であるために
先日から友人と表題のようなプロジェクトを始めることとなった。その友人とはきよみさんである。
きよみさんもまた私との当事者研究について記事にしてくれている。(よければこちらの記事も見てもらえたらこのプロジェクトの双方のきっかけなど知れると思うのでぜひご覧いただきたい)
さて、前置きが長くなったが、当事者研究とは?何かについてお伝えしたい。
当事者研究とは?
まず、当事者研究とは何かについてお伝えしたい。
当事者研究とは、「困難を抱える本人が、専門家や支援者に自分の困難の解決を丸投げす ることなく、類似した困難を持つ仲間とのやり取りを通じ、困難のメカニズムや対処法に ついて研究する営み」であり、強みだけでなく、弱さや傷付きをも持つ等身大の自分を、 他者との対話を通じて正確に理解しようとするためのプログラムである(熊谷 2020)。
当事者研究の導入が職場に与える影響に関する研究*
当事者研究とはつまり「困りごとを抱えた人が自分の気心知れた仲間と自分の困りごとや嬉研究することである研究すること。」である。
今回、この当事者研究を一人ではなく二人で行おうというのが今回のプロジェクトの趣旨である。
ここで遅れたが私えっちゃんについて紹介する
えっちゃんについて
私は、精神障害と身体障害を持つ障害当事者である。そして、私は今生活介護事業所という障害のある方のデイサービスへ通っている。
プロジェクトのきっかけ、悩み
私はデイサービスで職員さんに体調の共有が出来ないこと
しんどい時にしんどいと言えないこと
上記2つのことに悩んでおり体調管理ということに強い関心があった。そのため障害当事者が自分で体調を支援者に伝えられるアプリの開発を目指している。
このことを友人に伝えたところ、まずはキントーンを使ってアプリ開発をしてみては?との提案があった。友人もまた病気の闘病経験から体調管理に強い関心がありこのプロジェクトを開始することとなった。
このプロジェクトの構成
このプロジェクトは、キントーンで以下のような日記アプリを作ってコミュニケーションしていくことと実際に困ったことなど当事者研究してみることで成り立ってる。
日記アプリを使った体調のデータの蓄積
当事者研究アプリでの当事者研究
定期的かつ必要に応じたミーティング
上記3点により主に成り立っている
アプリの構成と工夫点
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以下画像はキントーン設定画面より
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睡眠の質等身体の調子に関わる項目と今の気分の項目
介助の希望等を支援者さんに伝えるための項目
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気持ちの理由を問う項目と食事量についての項目
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服薬状況のチェックと今日の日記の項目
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気持ちの一覧選択項目
様々な気持ちを選べるよう工夫する
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気持ちの一覧選択項目②
このようなアプリ構成で成り立つ。
特に自分の気持ちの理由を問う項目を作ったこと、気持ちの選択肢をたくさん選べるようにした点が工夫した点である。
次回の記事について
次回は「この僕は僕で私が私であるために。」を行ってきた1ヶ月の感想をシェアしたい。