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Etsy ショップの自動翻訳、手動翻訳について|多言語対応

どうも、244です。最近ご質問いただいた件で新たな気づきがあったので、今回はそちらのシェアです。

タイトル通り、Etsyショップを多言語化する方法のご紹介です。方法としては、手動と自動の2パターンの方法があります。


自動翻訳について

まず、一番手軽な方法として「自動翻訳」機能があります。これは、ショップ上で設定しておけば、Etsyが対応している言語に自動で翻訳してくれるものです。

例えば、ショップ上の情報は英語で入力しているけれど、ドイツのお客さんが訪問したときに自動でドイツ語に翻訳(変換)して表示してくれるといった機能です。

商品情報は、自動で翻訳することもできます。 サイトで検索をしているお客さまには、お好きな言語で商品が表示されます。

ショップと商品情報を翻訳するには|Etsyヘルプセンター

自動翻訳の設定方法

Etsyの管理ツールにログインしたら「ショップ設定」「オプション」の順番でメニューをクリックしていきます。

左メニューの「ショップ設定」をクリック
さらに表示されたメニューから「オプション」をクリック

すると、右側の画面が切り替わります。ちょっと下にスクロールすると自動翻訳のオンオフのセクションがありますので、これを「有効」にします。

「オプション」のセクションにある自動翻訳の設定

これで設定自体は完了です。

実はデフォルトでONになっている

こちらの自動翻訳機能ですが、とくに設定を変えていなければ「有効」になっているかと思います。

ぼくも特に変更していない中で「有効」になっており、公式のページにもそのような記述がありました。

どのショップでも、デフォルトで翻訳ツールがオンになるようになっています。Etsy では、翻訳ツールがうまく機能するよう、常時オンにしておくようお勧めしています。

ショップの言語設定を最大限活用するコツ|セラーハンドブック

10言語に対応(推測)

公式にて「自動翻訳ではこの言語に対応しています」という記述は見つけられなかったのですが、おそらく、Etsyの公式サイトで表示変更できる言語に対応しているかと推測します。

Etsy公式サイトで選択できる表示言語

これをふまえると、自動翻訳で対応していそうな言語は下記です。

Etsyの自動翻訳機能対応言語

・ドイツ語
・イギリス英語
・インド英語
・アメリカ英語
・フランス語
・イタリア語
・日本語
・オランダ語
・ポーランド語
・ポルトガル語
・ロシア語

※筆者(244)の推測になります。

となると、ぜんぶで11言語対応ということになるのですが、さきほどのタイトルで「10言語」としているのは、ぼく自身が確かめてみたところ、なぜか「日本語」だけ翻訳されないのです。

日本語は未対応?

さきほど画像でご紹介した、Etsy公式サイト上での閲覧言語の選択がありましたよね。

こちらです

自分のショップを開き、この設定ですべての言語を選択してみると、日本語だけ表示が変わらないのです…

フランス語
ロシア語
日本語(なぜか英語表記)

のちほど「デフォルト言語」についてお話しますが、ぼくのショップのデフォルト言語は英語です。

日本語を選択しているのに、情報は日本語には変換されず、(おそらく)デフォルト言語の英語の表記になっている状態です。

まだ日本語は未対応なのかもしれません。

手動での翻訳について

次に、手動での翻訳です。Etsyショップの多言語展開については「自動翻訳」を活用することが一番便利ではありますが、その精度に満足できない場合があったりします。

そういった場合に、個別の言語を選んで手動でひとつひとつ翻訳文を入力することもできます。

翻訳言語の追加方法

Etsy管理ツールのメニューで「ショップ設定」「言語&翻訳」とクリックしていきます。

まだなにも設定していない場合は、下記のような画面になるかと思います。

上記の画面にて「ショップの翻訳をする」をクリックしてください。

すると、追加できる言語が表示されます。

例えば、フランス語を追加するとしましょう。右側のトグルをクリックします。

フランス語を追加

「変更を保存」をクリックします。

翻訳文の追加方法

すると、翻訳文を追加するための画面が表示されます。

上記の画面をスクロールしていくと、ショップ名、お知らせ、よくある質問、購入時のメッセージ、セクション名、ショップのプロフィール文など、(おそらく)すべての情報に翻訳文を追加することができます。

さらに、商品ごとの情報については、新しいセクションが追加されています。商品の詳細にも翻訳文を追加することが可能です。

商品ページ内をスクロールすると「設定」セクションに翻訳文を入力する項目が出現しています。

ということで、このように、手動で翻訳したい言語を追加することで、その入力項目が出現し、ほぼすべての文章の翻訳文を手動で入力することができます。

自動と手動どちらがいいのか

すでに書いたように、だいたいのセラーの方は自動翻訳でいいのではないかと思います。なんたって、楽です。設定をオンにするだけで勝手に翻訳してくれるのですから。

ただ、手動のほうが細かなニュアンスを調整できる点があるので、その面では「手動翻訳のほうが売上があがりやすい」とも言えます。

手動で入力する手間をかけてまで、その言語圏のお客さんに販売したいということであれば、その価値は十分にあるかと思います。

手動の翻訳は、機械翻訳よりも多くの売上につながります:Etsy の調査やデータによると、お客さまは機械翻訳をそれほど信頼できるものではないと考えており、商品情報が手動で翻訳されている商品の方が、機械翻訳のものよりもよく売れることがわかっています。

手動で翻訳を追加してさらに多くのお客さまにリーチする|セラーハンドブック

日本語表示は手動がいい?

ただ、自動翻訳ではぼくの環境で試したところ、日本語では表示してくれませんでした。

となると、「日本に向けても販売したい」というセラーの方は、手動での翻訳がいいかと思います。

いや、おそらく、日本在住のセラーの方はショップの言語(デフォルト言語)を日本語に設定している方が多い気がします。となると「英語に自動翻訳」が正しい表現でしょうか。

デフォルト言語を英語にしているぼくの環境では、日本語が自動翻訳されないのですが、むしろこの環境のほうが特殊かもしれません。

では、デフォルト言語の話にうつっていきます。

デフォルト言語の設定について

さて、デフォルト言語についてです。「デフォルト言語」というのは、ショップを開設する際に選んだ「ショップの言語」のことですね。

後述しますが、この「ショップの言語」、変更するためにはサポートに連絡しないといけないので、しっかり考えて選びましょう。

※ぼくの場合は、日本に向けて販売するつもりは当初からなく、英語自体も読み書きができるので「英語」を選択しています。

ちなみに、Etsyの公式はショップの言語を「母語」にすることを推奨しています。

ショップのデフォルト言語を、あなたがもっとも流暢に話せる言語に設定します

ショップで使う言語を、自分の母語に設定することで、自分の言葉で分かりやすく説明できるようになり、お客さまに伝えたい情報もうまくコントロールできます。

ショップの言語設定を最大限活用するコツ|セラーハンドブック

確認方法

さきほどご紹介した、「手動での翻訳」にて言語を追加する際に表示されます。

筆者の場合は英語がデフォルト(赤枠部分)

手動で翻訳するつもりがなくても、とりあえず追加する前提で進めてこの画面で確認できます。確認したら「キャンセル」を押せば、ショップの設定上はなにも起こりません。

ですので、デフォルト言語の確認方法としては、Etsy管理ツールにログインして「ショップ設定」「言語&翻訳」メニューをクリック、「ショップの翻訳をする」をクリックとなります。

変更方法(サポートに問い合わせ)

ショップのデフォルト言語を変更のは、ちょっと面倒です。

  1. 新しいデフォルト言語の情報追加(手動翻訳)

  2. サポートに連絡

上記2つの作業が必要になります。例えば「現在のデフォルトは日本語だが、英語に変更したい」という場合、ショップ上のすべての情報において英語を用意して(手動翻訳)、サポートに連絡するというイメージです。

サポートへの連絡については、下記を参考ください。

要するに、デフォルト言語を変更する前に、その新しいデフォルト言語の情報をすべて用意しておいて、サポートに「情報はすべてそろっています。こちらの言語をデフォルトにしてください」とお願いするイメージです。

ということで繰り返しになりますが、デフォルト言語(ショップの言語)は、ショップ開設時にしか選ぶことのできないものです。これを変更するのはちょっと面倒なので、開設時にしっかり考えて選んでおきましょう。

最後に

ということで今回は、ショップの多言語設定についてご紹介しました。日本在住でEtsyショップを開設される場合は、ショップの言語(デフォルト言語)は日本語でいいような気がします。

ただ、もし英語での読み書きに抵抗がないなら、最初からデフォルト言語を「英語」にしておいてもいいかもしれません。

というのも、そもそも日本語での販売を想定していないのであれば、デフォルト言語を日本語にしてしまうと「日本語→英語」とわざわざ変換することになるので、それだったら最初から英語で入力してしまったほうが調整がききます。

まあでも、ここは手間との戦いかもしれません。英語が苦手なのであれば、流暢な日本語をデフォルトにして、英語は自動翻訳に任せておく。これがいいかもしれません。

いずれにしても、すでに書いたように、デフォルト言語をあとで変更するのは面倒ですので、Etsy公式が書いているように「流暢な言語」を基準にデフォルト言語を選ぶといいと思います。

例えば、「ロシア語圏に販売したい!」とショップを開設する際に、デフォルト言語をロシア語にしてしまうと、そもそも流暢ではないので、毎回の入力が手間です。

であれば、流暢な日本語をデフォルト言語にして、ロシア語は自動翻訳に任せる。余裕がでてきたら、ロシア語を手動翻訳で微調整する、という感じでしょうか。

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