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vol.18 札幌編2 そして放浪の終わり 《新婚妻、放浪の旅に出る。》

札幌で借りた部屋は、必要最低限の家具家電はありましたが調理器具や食器類がなかったので、近所の百均で買ったり、東京の自宅で待機(笑)している夫に宅急便で送ってもらったりしました。

そのついでに、ノートPCも送ってもらいました。
このなんだかよくわからない奇妙な旅を、文章として記録しよう、と思ったからでした。
なんのためになるか、わからない。
誰かの役に立つのか、自分の役に立つのか、ぜんぜんわからないけれど、ただ、書きたくなった。
旅を振り返ってそのエッセンスを文章として抽出する作業は面白そうだったし、それを後で読み返すのもまた面白そうだな、と思いました。

実際書き進めてみてわかったことですが、この記録文たちは、あくまでも「エッセンス」なのです。
「神話」「おとぎ話」と言い換えてもいいかもしれません。
私の実際の体験から出来てはいますが、全くの別物です。
それは嘘というわけではなくて、「書いているその瞬間から見た、あの体験」だから。
文章として書いていないことの方が多いような気がするし、書く時に頼りにしている「記憶」ってやつなんて、どんどん変わっていくからある意味頼りにならない。

言葉は常に、「それそのもの」とは似て非なるもの。
でも、「それそのもの」をそのまま言葉で書けないかなぁ、って、人間はいつも試してみたくなるんですね。私も。人間、愛おしい生き物。





札幌には1ヶ月半滞在し、2018年7月31日、放浪の旅を終えて東京の自宅に帰りました。
やっと夫が恋しくなってきたり(笑)、資金が底をついたり(というか収入と支出の額を両方勘違いしていたことが札幌滞在中に発覚して、しっかり赤字。笑)したのでここらへんで帰ろう、と思ったのでした。
資金があったらまだまだ旅を続けていたかもしれません。
沖縄にも住んでみたかったな〜。

次回は、帰宅後の後日談をちょろっと書こうかなと思います。

💫🛸ほよよ〜🛸💫