見出し画像

EQを高めるためにクリフトンストレングスができること

EQ(エモーショナル・インテリジェンス)は、自分自身や他者の感情を理解し、それを効果的に管理する能力です。リーダーとして、このEQを持つことは、チームのモチベーションを高め、効果的なコミュニケーションを促進し、全体のパフォーマンスを向上させる上で欠かせません。

EQには、自分の感情だけでなく、他者の感情を理解し共感することも含まれますが、ここではまず、自分の感情を理解し、それを適切に管理することにフォーカスしたいと思います。自分の感情を深く理解することで、感情のコントロールが容易になり、より効果的なリーダーシップを発揮できるようになります。

資質とその裏返し—EQにおける影響

クリフトンストレングスの各資質には、その強さが行き過ぎることで引き起こされる裏返しの側面があります。これがEQにどのように影響を与えるかを理解することは、リーダーとしての成長に重要と考えます。以下にいくつかの資質を例に取り、その裏返しとEQへの影響を見ていきましょう。

  1. 責任感(Responsibility):

    • 強み: 責任感が強い人は、自分が担当する仕事に強い責任を感じ、他者に頼られる存在です。

    • 裏返し: しかし、責任感が強すぎると、全ての責任を自分で抱え込み、他者が期待通りに動かないと大きなストレスを感じやすくなります。これにより、感情のバランスを崩しやすくなるのです。

  2. 最上志向(Maximizer):

    • 強み: 最上志向を持つ人は、常に最高の結果を追求し、チームを優れた成果に導く力があります。

    • 裏返し: しかし、この資質が強すぎると、完璧主義に陥りやすく、少しのミスや目標未達に対して過剰に反応してしまうことがあります。これが結果として、フラストレーションや感情的な疲労を引き起こす原因となります。

  3. 共感性(Empathy):

    • 強み: 共感性の強い人は、他者の感情を深く理解し、相手に寄り添うことができます。

    • 裏返し: しかし、共感力が強すぎると、他者の感情に引きずられて自身も感情的に消耗してしまうことがあり、これが感情管理の難しさを生む原因になります。

資質を活かしたEQの高め方ー実践編

上章で紹介した資質を軸に、それらをどのように活かしてEQを高め、感情をコントロールするかについて具体的な方法を紹介します。

  1. 責任感(Responsibility)の活かし方: 責任感が強い人は、全ての責任を自分で抱え込まないことが重要です。他者に適切にサポートを求めたり、責任を共有することで、過剰なプレッシャーを回避できます。また、自分自身の限界を理解し、適切に仕事を分担することで、ストレスを軽減し、感情のバランスを保つことができます。

  2. 最上志向(Maximizer)の活かし方: 最上志向を持つ人は、結果だけに焦点を当てるのではなく、プロセスや学びにも目を向けることが重要です。プロジェクトが期待通りに進まない時でも、そこから得られる成長や改善の機会を見つけることで、フラストレーションを抑え、EQを高めることができます。

  3. 共感性(Empathy)の活かし方: 共感性の強い人は、他者の感情に過度に影響されないように、自分と他者の感情を切り離して考えるトレーニングが役立ちます。職場で他者の感情に引きずられそうになった時には、感情を整理し、客観的に状況を捉えることで、感情的な負担を軽減し、EQを強化することができます。

※これらの資質に対する見方や影響についての説明は、あくまでも私の考えに基づいたものです。他にも様々な視点やアプローチがあり得ることをご了承ください。

自分の強みの裏返しを理解することの重要性

自分の強みの裏返しを理解することは、リーダーシップにおいて非常に重要です。強みが行き過ぎることで生じる落とし穴を事前に知ることで、それに陥らないようにすることができるからです。これにより、感情のコントロールがしやすくなり、EQを高めることができます。

強みの裏返しを認識し、事前に適切な対応策を講じることで、リーダーとしてのEQをさらに高め、感情をコントロールする能力が向上し、ストレスを効果的に管理できるようになります。

クリフトンストレングスは、リーダーとしてのEQを高めるための強力なツールです。自分の強みを理解し、それを活かして感情を管理し、他者と効果的にコミュニケーションを取ることで、より強力で信頼されるリーダーになることができます。私はクリフトンストレングス認定コーチとして、あなたのEQを高めるサポートをしています。もし興味があれば、ぜひご相談ください。共に、クリフトンストレングスを活用してEQを高め、リーダーシップを強化していきましょう。

お問合せ先はこちらhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfhLyUdypA8OdBGUM0-YEAXIsQnL7mbs8zMA26XjEuPEel2lw/viewform

いいなと思ったら応援しよう!