
ワタ/アオイ科
2017年 年末頃の作品。
毎年クリスマスの頃に、お花屋さんやインテリアショップなどでよく見かけるワタ。
そのままお部屋に飾るのも面白いですが、クリスマスリースにつけてあるのを見ると、暖かな優しい雰囲気が可愛らしくて和みます。
原産地が世界各地の亜熱帯地域であるワタは、むしろ暑い所の植物で、ムクゲやタチアオイ、オクラの花によく似た大ぶりで美しい黄色い花を咲かせます。
実が成熟し弾けると、このように中から綿が出て来ますので、それを収穫し、中に隠れている種やゴミを取り除き、紡いで加工したものが「綿布」になったり「綿」として使われたりします。
今更ですが、身の回りにある植物などの素材を上手く利用し、生かす事で生活に役立てて来た昔からの人の知恵と工夫を思い、感慨深いです。
お店で売られている商品としての「綿」もこんな風に自然の植物で、本当に「綿」という素材なんだなあという素朴な感動がありました。

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