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【センセーショナルなストーリーは飽きる。】ファン作りの専門家増田悦子

ブランディングには、「ストーリーが大事ですよ」というお話をしましたが、
そういうと、「奇抜なもの」や「強烈なもの」などが良いのでは?と勘違いされる方も多いんです。

「あなたの物語」は別にセンセーショナルである必要もないし、お涙ちょうだい話である必要もありません。

それよりも、
『なぜ、あなたがその仕事をしようとしたか?』
『なぜ、あなたでなければならないか?』
が分かれば良いのです。

長い必要はないので、1分から2分で説明できる内容を考えてみましょう。
1分から2分というと、名刺交換などに使われている時間ですね。
字数で行くと、300字から400字。

例えば、私のストーリーは
娘が宝塚に入りたいと言ったので、専業主婦17年目でしたが、40歳で再就職しました。そこから8年半娘に貢ぐ生活が始まりました。運よく、宝塚にいれていただきました。入ってみると、親御さんが、有名人・スポーツ選手、大きな会社の社長さん、大きな病院経営者などが多く驚きました。普通のサラリーマンでも出来ることはないかな?と考えて「ファンを作ってチケットを一枚でも売ろう」と考えました。ところがどこにもファン作りのノウハウはなく、心理学・コーチング・NLPなどを習い、トライ&エラーでやりました。
娘の結婚退団後、会社を作り、現在は、3社経営。14期目を迎えます。
小さい会社ながら、クライアント様は、パナソニック・DeNA・アパホテル・丸八真綿などです。

物語は、悲惨なものほど、興味を惹きつけるという方もいます。
確かに記憶には残るでしょう!
でも、一瞬はそれで引っ張ることができても、そのまま続くことはできません。
だって、誰でも幸せになりたいからです。

たまに、自分の悲惨な過去を声高らかに話す人がいます。
ただ、それでいつまでも人の心は引っ張れないことを知ってほしいのです。
愚痴をSNSに吐き出したり、特定していなくても、他人を中傷するような書き込みをする人もファンが出来ません。
そんなのは、聞きたくないし、見たくないからです。

ある方にご相談いただきました。
彼女の話は、一度聴いたら、次の講演オファーが来ないそうです。
その方の人生は、かなりの波乱万丈です。
大成功(たまたまラッキー)→大失敗(だまされた)・・・そして今です。
その繰り返し。次にまたラッキーが来ないかな?と。

これでは、講演の依頼は来ませんね。
彼女の話からは、成功する匂いが全然しませんよね??

成功する人は、苦労があっても笑顔で、感謝と微笑みを忘れずに努力しつづける人。

だからこそ、チャンスの神様がほほ笑んでくれます。

プロフィール写真などでも一緒です。
有名なカメラマンに、とてもセンセーショナルな写真を撮影してもらった
知人がいます。
インパクトは強いけど、余り良い印象はありません。

確かに、一回見たら忘れないけれど、その写真のイメージにあった仕事が
一つ来ただけで、変な印象がついてしまい、どんどん敬遠されたそうです。
劇薬は、一度は効くけど、その後が大変です。

安易にやってはいけませんよ。


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