会社の中にもファンクラブは作れるの?
ファンクラブやコミュニティーというと、「会社では関係ないんじゃないの?」とか「ビジネスに役に立つかな?」という方もいらっしゃいます。
しかし、実際にファンクラブを会社に作った例もあります。
たとえば、ある会社では「社長のファンクラブ」を作りました。
それは、売り上げの不調が、社長の真意が部下に伝わっていないからだとわかったからです。
小さい会社なら、社長の真意が伝わりやすいのですが、会社がどんどん大きくなり、社員が増えてくると、社長との距離が生まれます。
しかも伝達は、伝言ゲームになってしまうので、真意が伝わりにくくなるのです。
コンサルに伺い、社長にお話を聞き、その後、実際の担当課長などにお話を聞くと、「明らかに、ずれてる」のです。
それは、社長→役員→担当部長→担当課長に行くまでに、いろんな人のフィルターがかかり、話しのニュアンスが違ってきていたのです。
しかも、その社長は、うさぎファンタイプなので、どんどん新しいアイディアが生まれるタイプ。
社員たちの本音は、「また新しいことやりたいって言ってるぞ!
今の仕事だけでも手一杯なのに」です。
そこで、「やりたくないなー」という深層心理ごと伝わっていくわけです。
そこで、社員全体のフェイスブック非公開グループを作りました。
動画を取って社長にアップしてもらい、社長の真意を伝えました。
それから、「とても風通しが良くなった」と社長は喜んでいらっしゃいました。
何より、「今までは、メールしても、見てないとか、迷惑メールに入って、気づかなかったとか、酷かったが、フェイスブックグループだと、だれが見てるか、分かってありがたい」とおっしゃっていました。
今なら、LINEグループでもいいですね。
ただ、こういう便利なものは、文章に気持ちが乗るので、注意して使いましょう。
先日も、ある美容関係の会社の社員が、「LINEグループで希望退職者を募ってきた」と怒っていました。
コミュニケーションは、思いやりですね。
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