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オランダでは男性が普通にナプキンを買っています

私がオランダに移住して驚いたことのひとつが、男性がスーパーの生理用ナプキン売り場で一人でナプキンを買っていたことです。

ある時、私がナプキン売り場にいると、2人の男性がそれぞれのパートナーのためにナプキンを買おうとしているようでした。
2人とも、どのナプキンを買えばいいかわからないので、電話でおそらくパートナーであろう女性と話しながら見ていました。

1人の男性は、私に「これらのナプキンはどれも一緒なんですか?」と尋ねてきました。
どれも一緒ではありません。(笑)
「昼用と夜用があって、サイズも色々ありますよ」と教えてあげました。

ちなみに、私もオランダに来たばかりで初めてオランダのナプキンを見ているところでしたから、え、私に聞く?と思いましたけど、まあ女性ですから見ればすぐ違いは分かります。

私はパートナーのために、人にも聞きながら一生懸命ナプキンを探すその男性たちの姿に感動しました。

日本では男性が生理用ナプキンを買う姿を見ることは稀ではないかと思います。
日本の男性の間でナプキンはなんとなく恥ずかしいもの、隠すべきものという従来の意識がまだまだ強いのではないでしょうか。

そういう社会的な空気の中で育っていれば仕方ないのかもしれませんが、男性にとってナプキン売り場でナプキンを手に取ることが恥ずかしいことであるなら、残念に感じます。

女性に毎月生理があって苦しい思いをして、そのおかげで私たちは生まれてきます。
誰のお母さんでも生理があります。

男性は経験することがないですから、生理痛や生理前後の様々な症状がどんなに苦しいものか想像できないと思います。

私は生理中の症状が特に重い一人で、以前の勤務先で毎月生理中の数日間は休みを取っていた時期もありました。
激しい腹痛で動けない時もあります。

男性であっても、女性の生理に関する知識やナプキンに関する知識などについて少しでも知ることは無駄ではないと思います。
男性の生理についての理解が深まれば、きっと女性にとってより生きやすい社会になるでしょう。

日本のスーパーでも、男性が女性のためにナプキンを買う姿が普通に見られるようになったら素敵だなと思っています。






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