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悩みは他人に預けると楽になるかもよ

 僕は、幼稚園ではなく、保育園に通っていた。僕の通っていた保育園というのは、幼稚園と違って、お寺の住職の好意で、忙しい両親からお子さんを「預かる」という信念ではじめられ、なにかとお寺の行事と繋がりがあったりした。たとえば下の写真は、お釈迦様の誕生日をお祝いする『灌仏会(かんぶつえ)』(毎年4/8に行われ、お花まつりと呼んでいた)の時のものである。無断転載はなしでお願い。

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 小学生になり引っ越しをして、夏休みは、ラジオ体操を近所のお寺でやっていた。その様子の絵を描いて、ある生命保険会社のコンテストで賞も貰ったこともある。ソフトボールの練習をした後は、お寺の仏像の前の畳の部屋で、お昼寝をしたり、カレーライスを食べたりした。夜は、お寺のご厚意で、お経を教わったり、オルガンで仏教の歌を歌ったりしていた。もちろん、大晦日は、お寺で除夜の鐘をついた。あけて、1月15日は、神社で、お正月のお飾りを焼いた。その火の中で焼いたお餅を食べると、無病息災で一年が暮らせるという習わしを知った。

 ところで、僕の父方の本当の祖父は、戦争で亡くなっているので、軍服を着た遺影でしか見たことがない。祖父を祀ったお仏壇が自宅にはあり、毎月、読経をしに檀家のご住職に来てもらっていたので、一緒に正座で読経した。そのおかげで、いわゆる教本がなくても、いまでも、空でお経を読むことができる。ちなみに、うちの宗派は、浄土真宗大谷派である。いまでも帰省すると、仏壇に手を合わせ、お経を読んでみたりする。

 さて、下記の記事。

 浄土真宗は、親鸞が法然から受けついだ宗派である。その教えの中身は、上記記事や、吉本隆明氏に糸井重里氏が聞き出す感じの『悪人正機(新潮文庫)ISBN-10: 4101289220』などを読まれるとわかりやすいかと思う。

 でも、記事の肝は、これじゃないだろうか。

** 意外と悩んでることから完全に離れた時に、フッと答えが訪れることってあるのかもしれないドグ。(*´ω`*)**

 ところで、「行動経済学」という学問の分野がある。そこでは、次のようなイシューがあるので、紹介。先般、NHKの番組でわかりやすく経済学を紹介された大阪大学の大竹文雄先生らの研究結果。

神社仏閣の近所で育つと

https://www.jcer.or.jp/j-column/column-otake/2019019-3.

 神社が近くにあった人は、人から恩を受けたら返したいという互恵性をもっている可能性が高い。一方、お寺かお地蔵さんが子供の頃近くにあった人は、一般的信頼、互恵性、利他性のいずれも高い傾向がある。
子供の頃にお寺やお地蔵さんがあると、スピリチュアルな世界観をもち、一般的信頼、互恵性、利他性が高まる。それによって、所得の上昇はないけれど、健康と幸福感が得られる。同様に、神社があれば、地域のコミュニティ活動の活発さを通じて、互恵性が育まれ、健康と幸福度の上昇が得られる。

 タイは、自然災害が多く、お寺のような建物も多く、信仰心も強いように思う。日本が災害にあったときも、いち早く支援をしてくれるのは、上記の結果の影響かもしれない。

 話かわって、手っ取り早く幸福度を上げたい場合は、下記を読まれるのもよいかと思う。

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 松尾スズキ氏の帯も秀逸。「山田スイッチの愚痴をずっとずっと聞いていたい。そして最後に殴りたい」「嗚呼、人生大安売り」。

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