未経験でデザイナーになったけど、今思えば結構考えなしだった。
こんにちは、etsunoco.です。
私は学生のころに鬱を経験し、そこから大学を中退。
フリーターを経て、未経験でデザイナーになりました。
(1) エイヤ!と飛びこんでみる勇気
アルバイト、デザイナー職での面接では、いつもこう思ってました。
「思い切って応募してみたが、記念受験だと思って挑もう」
学生時代、私には何も誇れるものなんてなく
今でも「これが私の輝けること」と自信を持てるものがありません。
それでも、エントリーフォームに進むときは無心になって押してみます。
そのあと、何をしてるんだ一体、どうするんだ私?と思いながら
悶々としながら何とか面接までにアピールできることはないかと探し始めます。計画なんて皆無で笑っちゃいますよね…。
それでも一度、飛びこんでみると思ったより自分の頭は
この状況をどうにか切り抜けようと考えて行動します。
当時の自分は笑いごとではないぐらい青ざめて
ネガティブなことを考えて吐きそうになるくらい緊張していたと思います。
しかし、思い出となった今は、そんなときもあったなと少し嬉しい気持ちにもなります。
(2) 現状の自分は実力不足。それでも何度もやってみる
たくさん面接を受けても受からず、合否の返事をもらえないこともありました。それでも続けていると「うちで働きな」と言ってくれるところもあり
会社に貢献するぞ!という気持ちで意気込んでお仕事をします。
そのとき思い出します、自分が未経験であることを。
少しソフトが触れても、用語を知っていても、ちょこっと絵が描けても
先輩の1つの指示に対して、わからないことが10個出てきて
どの順でどうやって処理して、どこまでを自分で考えて
どこを誰に相談したら良いのかわからず、にっちもさっちもいきません。
そうしてオロオロしているうちに怒られたりもしました…。
スキルを身につけるためにお給料のほとんどを書籍や自主学習用のソフトを買うのに使って休みの日にずっとロゴマークをトレスするということもありました。
今でもその癖があり、本を買って読んだりセミナーに参加しては
該当の良い作品を個人で研究して言語化してみたり
デザインソフトなどで同じように作ってみたりと練習しています。
今となっては、良い癖がついたと思います。
そして実際に現場で仕事をすると、スキルも大事なのですが
見栄などを捨て去り、
コミュニケーションを積極的に自分からとることも大事だと痛感します。
(3)愚痴や悩みを聞いてくれる人の存在は大きい
デザイナーとして自分なりに色々頑張ってみて少しずつ仕事もできるようになり安堵したのも束の間、一人で仕事を抱えてしまうことも多くなりました。
そんな私の様子を気にかけてくれて、相談に乗ってくださった先輩がいました。仕事の状況や、自分の考えや気持ちを人に話して初めて「自分のキャパ以上のことを抱えていた」と実感しました。
言葉にして伝えることで、自分の思考も整理されて再度落ち着いて状況を見直すことができたのかもしれません。
成長している中で壁にぶつかったとき、こうして話を聞いてくれる存在は大事なのかもしれません。先輩には感謝してもしきれません。
ありがとうございます。
考えてみれば自分の人生、ほとんどが未経験
やったことないことにチャレンジするとき
仲間を集ったり、その界隈に入ってみようとドアをノックするとき
全身から汗という汗が出てきて、脱水症状寸前です。
それでも、よくよく考えてみたら私は自分の人生において
指で数えるほどしかそういった経験をしたことがありません。
初めて友達に遊ぼうと声をかけたとき
受験をしたとき
初めて海外に行ったとき
面接をして就職したとき
一人暮らしをしたとき
デザイナーと名乗って交流会に参加したとき…
これからたくさんの未経験があると思うと
今こうして緊張しながら何かに挑戦してることは
きっと次に活きるのでないかと考えたりもします。
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