天使のハーブと天使の分け前
フランスPoitou-Charentesポントゥー シャラント地方のエシレに近いニオールはアンジェリカの産地。もともとはフランスには存在しなかった植物だが、17世紀、ペストの治療薬としてニオールの粘土質の湿地帯で生産されるようになる。修道院で砂糖漬けにして食べるようになった。ちなみに、アンジェリカは、フランス語でAngelique(アンジェリック)と呼ばれ、別名l’herbe des Anges=天使のハーブとよばれ、ペストを治してくれるange(アンジュ)、つまり天使のようだというところからその名がついたのです。写真のトナーさん、後継者いないって言ってたけど、検索したら動画が出てきて、ちゃんと継ぐ人がいるみたいでよかった!
ところで、この地方、Cognacも有名。熟成時には、年に3%のアルコールが蒸発。これをPart des anges天使の分け前というけど、あっちもこっちも天使好き。笑。アルコール蒸発で屋根が黒くなるから、沢山コニャックを作るお金持ちの黒い屋根の家から嫁をもらえという言い伝えがあるとか。