「卒業検定」バイク免許取得記#10
みきわめ良好をもらってから2日後に卒業検定の予約を入れました。
正直な話、全然下手なんですが、とりあえず落とすほどではない、という消極的理由で卒検までやってきました。
ということで、指定の時間より10分前に教習所を訪れて、指示を仰ぎます。2階の待合室で待つように言われ待機。今回、同時に卒検を受けるのは5人のようです。時間が来て先生が入室して、手順や採点方法などの説明が始まります。
ちなみに検定コースは1号コースでした。1号コースは、クランクの入りが左折で、ここで急に苦労し始めた鬼門のコースです。内心、マジかーと思いつつ、やるしかありません。
その後、先生から減点のやり方や、一発アウトの場合などの説明があり、一旦解散します。これが20分程度。検定開始までは40分ほどの時間があります。
この間に1号コースを頭でトレースしながら検定をイメージしていきます。サイドスタンドを払って後方確認。ミラーをチェックしてキーを回し、セルでエンジン始動。クラッチを握って1速に入れ、方向指示器を出す。
という手順を頭の中で順におってやっていきます。
時間的に2回やって、自分の中で納得して、いよいよ検定の準備に取り掛かります。
ぼくの順番は2番目。最初の方が大型で、ぼくは中型(普通)。その次の方が限定解除と言ってたので、ATからMTにするのかな?最後の2人がATでした。
大型の最初の方に話しかけてしばし雑談。バイクを取る背景などを聞いていたのですが、コロナ禍の影響でバイク教習が増えているとのこと。みなさん満員電車は嫌でしょうしね。
最初の方の検定を見送りつつ、準備します。
プロテクター一式を身につけ、ヘルメットをかぶり、グローブ代わりの軍手を付けます。
緊張で足がガクガクしてきます。関門のクランクを超えられるかどうか。それが今回の検定の全てな気がしてました。
そんなこんなで一番目の方が終了。二番目のぼくが呼ばれます。バイクに向かう途中、ヘルメットのあごひもが締まっていないと指摘されてあたふた。ただ、これで逆に冷静になれた気がします。
ちなみに卒検の最中の記憶は殆どありません。乗り込んだ後、バックミラーを触ったかどうかも覚えてなくて、最初の記憶がクランクです。
クランクにはここ最近2速で入ってたのですが、クラッチとアクセルとフットブレーキの連携が出来てないので、検定直前に1速で行くことを決断。このギャンブルが成功してクランクを通過。ホッとしたのを覚えています。後は手順通りにやることと、一時停止や優先を間違えないことだけに意識を集中させました。
スラロームはほとんどアクセルを使わず。直線で40km/hを出した後ポンピングブレーキ。S字カーブのあと、急制動から一本橋へと向かいます。
急制動はスピードの出しすぎに注意してクリア。一本橋は乗りさえすれば落ちたことがなかったので、とにかく安定したスタートを心がけました。
その後、坂道発進したあとで問題が発生。坂の下に自動車の検定車が出てきました。坂道がある方が優先道路で、過去の教習中にも同じような状況で指摘されていた場面だったので、迷わずバイクを動かしましたが、終わった後はあれで良かったのか、しばらく自信がなかったです。
坂道発進後はカーブをいくつかクリアすればOKなので、大回りしないように。エンストしないように。信号無視しないように、車と絡まないように。気をつけて出発点に戻りました。
終わった直後は足がガクガクしてました。
終わった人間の気楽さで、その場で他の方と話しつつ、一応自分の中では大きなミスはないはずと言い聞かせていました。ただ、上にも書きましたが、最後の坂道での優先判断が間違ってなかったかは若干心配でした。
その後合否の発表部屋に移動。一人ずつ呼ばれる方式でビビりましたが、呼び出されてまず「江藤さん、合格です」と言われ、緊張が一気に溶けました。
その後受けた総評では「全般的に2〜3割スピードを上げてください」と言われました。コーナーが曲がりきれずゆっくり走ってたのですが、意外とスピードを上げると曲がれるとのこと。そうできるよう、頑張りたいと思います。
ちなみにこの日受けた5人は全員合格でした。
最後に免許センターについて話を聞いて、解散となりました。
一応、17時限+卒検をストレートで通過。かなりお情けをもらっていたとも思いますが、とりあえず超過せずに終わることが出来て良かったです。
さて、あとはバイクをどうするかですね。