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トラベルテック企業のCHILLNNに転職しました
トラベルテック企業のCHILLNNに転職しました。そして、京都に引っ越しました。
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徒歩や自転車で通勤している人も多く、夜まで楽しめるのが京都で働く魅力かもしれません
きっかけ:一通のメッセージ
何してた?:ToBのメタバース受託事業をやっていました
大学のクラスメイトだった西村さんに誘われて、入社したVIRTUAL WORLD STUDIOのambrでToBのメタバース受託事業を担っていました。
しかし、CEOの西村さんの以下の記事通り、マーケットが落ち込んだ状況の真っ只中。なかなか成果を出せずに、CEOの西村さんやCTOの藤田さん、メンバーと一緒にもがいていました。
ただし、「クリエイティブ」は高くつく。僕らはBtoB事業でありながらクリエイティブにこだわりすぎるあまり、プロジェクトをやるたびに赤字を出していた。それはスタートアップだから、投資フェーズだからという言い訳でごまかしていた。
そんな中で突然訪れたメタバースブームの終焉。ambrに残ったのは、大きな赤字と、急拡大しすぎた組織であった。そういう状況化で、まさに1年前は難しい局面だったし、会社全体としても当然元気がなかった。もちろん経営者として、どうしようかと悩んだ。
こうした状況の中で、自分にとっては「ほぼリモートであること」と「メタバースのクリエイティブを信じきれないこと ※」の2つがしんどさに拍車をかけていました。
※例えば、いま盛り上がりつつあるROBLOX。ユーザーデータ自体は凄まじいものだと思いますが、僕自身はデータ以上の面白みを感じることはできませんでした
そこで、西村さんの記事にあるようにambr自体に新たなモメンタムが生まれ始めたことを持って、自分は一区切りをつける決意をしました。
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出会い:ゼミの後輩、永田さんからのメッセージ
転職活動を進める中で、珍しくも懐かしい人から一通のFacebookメッセージが届きました。
それが、CHILLNNでCEO兼CTOをする永田さんでした。永田さんはもともと大学時代にブランドデザインスタジオというゼミで一緒に学んだ仲でした。といっても、その後に大した交流はなく、なんとなくFacebookで活動を見守る程度でした。
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自分の過去noteを読み込んで、丁寧にコミュニケーションを取ってくれるリーダーであること
「宿泊」という、より自分の興味関心に近いドメイン
まだ12名という少人数のチームかつ、全員出社というワークスタイル
に惹かれて、入社することを決意しました。
意思決定に影響を与えてくれた方々
その他、転職活動に際して相談や面接でお話させていただいた以下の方にもとても感謝しております
READYFOR時代の同僚であり、元同居人の林田さん。銀座のカフェで1時間壁打ちした中で見出した「スモールモメンタムを沢山つくる」という軸がとってもしっくり来ました
Linnas Design CEOの松下さん。運営するホテルや金沢を案内してくださり、ホテル運営や場作りの面白さを教えていただきました
MIMIGURIの臼井さん。面接の中で探求テーマを対話できた時間がとても楽しかったですし、1人の候補者に対して真剣に取り組む姿勢に会社に対してよりファン度を高めました
やること:B2Cの旅行サービスを立ち上げたり…
新しいB2Cサービスの立ち上げに携わっています。
CHILLNNはこれまで、ユニークな宿のための自社予約システムCHILLNNを開発・運営し、累計で1000を超える宿泊施設の方との繋がりを持っています。
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https://www.instagram.com/chillnn_hotel/
その信頼関係を活かしながら、今度はユニークな宿と旅行者の人を結びつけるサービスの立ち上げをしています。
毎日のように、想いを持った宿泊施設の方々や、こだわりを持って宿選びをする方々にインタビューをすることができて、好奇心が満たされています。
ambrのこだわりに薫陶を受けて
前職のambrでは幸いなことにgoghというtoCメタバースアプリの立ち上げを横目でじっくり眺めることができました。
goghに関わるチームの皆さんが、真摯にユーザーと向き合い、クリエイティブを尖らせ、時にクイックに方針転換をしていった姿を体感できたことは、自分がB2Cサービスの立ち上げを進める上で、一つの道しるべになっています。
必要なことはいろいろやります、採用とか
一方で、まだまだ12名の規模の会社。一つの役割に閉じない動きをしなければいけないですし、それが楽しみで入社した自分もいます。
まずはREADYFORやambrで小さな組織が一定の規模に成長するのを微力ながらも関われた経験を活かして、採用を中心に組織づくりにも貢献していきたいと考えています。
働く想い:「贅沢」と「想いのエンパワメント」
CHILLNNでの仕事を通じて「満足できる消費」を作りたいと考えています。『暇と退屈の倫理学』が言うところの「浪費」や「贅沢」とも言い換えることができるかもしれません。
感情を短期的にハックすることで生み出す消費ではなく、人々がこだわりや価値を感じ、ながく満足できる体験を提供することが目標です。
また、READYFORのときのように、想いを持って宿をつくり運営する方々をエンパワーメントすることができます。
すでに何名かにインタビューさせていただき、経済合理性だけでは説明できない情熱やこだわりを知り、READYFOR時代に実行者の方のお話を伺った時の畏敬の念を再び感じています。
想いをもった事業者へのリスペクトは、自分が新卒入社したREADYFOR人生を通じて、埋め込まれた大きな価値観なのだと思います。
さいごに:京都に遊びにきてください
今回は、転職の話をさせていただきました。まだ成果も挙げていないので「コネクティング・ドット」なんて大げさなことは言えないですが、READYFORやambrで一緒に働いた人たちからの影響を常に感じながら仕事をする毎日です。
京都に遊びに来た際はぜひご連絡ください。
また、日本の知られざるホテルにも日々詳しくなってきているので、宿泊に関して何か聞きたいことがあれば、遠慮なくメッセージください。
あ、9/25(水)にオンラインミートアップの司会もするのでこちらもぜひ。
おまけ:京都の日々
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京都のお店は坪庭が多くて、贅沢だ
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京都の洗礼だったのかもしれない