高橋美咲の異世界ハロウィン
美咲「皆さん、こんばんは。高橋美咲です。今日は一体なにっ?!」
リリス「本日、10月31日はハロウィンという事なので、特別回として我が世界での『サウィン祭(Samhain)』の話をしてやろうというわけだ。」
美咲「サウィン祭?どういった関連ですか?」
リリス「お前らのハロウィンの起源という、ケルト系の古代のお祭りだよ。収穫の終わりと、冬の始まりを祝い、そして死者の霊が戻ってくるとされる神秘的な時期なのだよ。」
美咲「へー、具体的に何するの?」
リリス「え〜、それは以下のとぉり〜♪」
焚き火:魔除けのために大きな焚き火を焚き、そこに収穫物や動物の一部を投げ入れて感謝を示しました。
仮装:霊や妖精から身を守るために、動物の毛皮や仮面をかぶり、自分も異世界の存在になりすまそうとしました。
供え物とご馳走:霊や妖精をなだめるため、家の入口に食べ物を供えることがありました。この風習が現代の「トリック・オア・トリート」に繋がっていきます。
占い:サウィン祭では未来を占う習慣もあり、特に結婚や家族についての占いが行われました。
美咲「あ、やっぱり仮装するんだ。霊や妖精っていうとファンタジーっぽくっていいね。」
リリス「占いはどうだ?興味ないか?」
美咲「…リリスさんの託宣は、みんな不評だったのよ?!あ、でも、私やらなかったから、ちょっと興味ある。どんなの?」
リリス「リンゴを水を張った桶に複数浮かべて、占いたい人物を思いながらすくう『リンゴ浮かべ占い』だろ。リンゴの皮を長く途切れないようにむいて、その皮を床に向けて投げ、自然に落ちた形で占う『リンゴの皮剥き占い』だろ。あと、リンゴを食べた後にその種を集めて、願い事を心の中で唱えながら、種を1つずつ数える『リンゴ種占い』などがあるよ。」
美咲「リンゴばっかりじゃないの。」
リリス「いいじゃないの、リンゴっ!この『リンゴの皮剥き占い』なんてフィリップがやったら傑作だろうに。」
美咲「え?!なんで…。」
リリス「だって、リンゴの皮をビロ〜ンって広げて『ω』みたにになったとするじゃない…」
美咲「うんうん。」
リリス「回転させてみて『E』lina(エリナ)なのか『M』isaki(美咲)なのか、混乱しそうで面白いでしょ?」
美咲「やっぱり、ロクでもないじゃないのっ?!」