えとん

PIXIVではKOW2 小説書きたい Xにて最新執筆中の話などポストしてます。

えとん

PIXIVではKOW2 小説書きたい Xにて最新執筆中の話などポストしてます。

マガジン

  • 風が通る、言葉が揺れる[短編集]

    短編の物語を纏めたもの

  • チャットGPTでの小説執筆

    主に私小説「異世界に召喚された〜」でのチャットGPTを使用しての感想を書いてます。

  • 異世界へ召喚された女子高生の話

    高校2年の4月が終わろうとする頃、清風学園に通う高橋美咲は魔法使いに召喚されて異世界と関わりを持つようになる。

最近の記事

  • 固定された記事

異世界へ召喚された女子高生の話-00-

▼序章 美咲は、いつも通りの学校帰りにふと立ち寄った公園で、不思議な光に包まれる。次の瞬間、目を開けるとそこは見知らぬ世界。古めかしい街並みと、西洋風の建物が並ぶ広場に彼女は立っていた。 「ここはどこ……?」 戸惑う美咲に近づいてきたのは、一人の魔法使いだった。彼の名はロウェン・アルディン。彼は美咲に向かって一言、「勇者よ、君がこの世界を救うために召喚された」と告げる。 美咲は驚きと不安で心を満たされるが、ロウェンは彼女の言葉に耳を貸さず、強引に剣を渡し、街の外へと送

    • 公園のベンチでの10分間

      昼休みになると、僕――城戸イツカは牛丼チェーン店で手早く食事を済ませ、川沿いの公園へ向かうのが日課だ。植栽が豊かで、老若男女が憩うこの公園は、僕にとって心のオアシスだ。決まったベンチに腰を下ろし、今日は新刊のファンタジーライトノベルを取り出す。 物語は、中世ヨーロッパのような世界に迷い込んだ少女が、数々の苦難に立ち向かうというもの。ページをめくる手が止まらない。少女が剣を手に襲撃者たちと対峙する場面に差し掛かった。その描写があまりにも生々しく、僕は思わず立ち上がり、右手を振

      • 恋の再生、そして新たな始まり

        以下は「チャットGPTでの小説執筆その9」のプロンプトの出力結果を小説化させたものです。 --- カフェの窓際の席。外の通りは、木々の新緑が風に揺れ、行き交う人々を柔らかく包んでいた。 水仙 望深はスチームが立ち上るカフェオレのカップに手を添え、胸の内の迷いを落ち着けようとしていた。心地よい店内のざわめきも、彼女の頭の中では波音のように遠のいていた。 「……水仙さん?」 はっとして顔を上げると、目の前には高梨 美優が立っていた。しっとりと整えられた髪、華やかなオフィ

        • チャットGPTでの小説執筆その9

          こんばんは、久しぶりの実験場の再開です。 今回は、前回まではRPGゲームっぽいパラメータで、偶発的に物語を生み出そうとしたのですが、その点を完全に見直しました。 生成ストーリーも、思い切ってオフィスラブなものになってます。 以下、修正を重ねて実用の条件を満たせたプロンプトです。 抽象的なカードの文章で話を作っていこうというアイデアですね。 株式会社アークライトさんのカードゲーム、のびのびシリーズのような感じです。

        • 固定された記事

        異世界へ召喚された女子高生の話-00-

        マガジン

        • 風が通る、言葉が揺れる[短編集]
          2本
        • チャットGPTでの小説執筆
          9本
        • 異世界へ召喚された女子高生の話
          105本

        記事

          異世界へ召喚された女子高生の話-94-

          ▼番外編:再生 山田剛とゼルギウスが遂に、オベリシアの書架の中を踏破し、修繕作業もようやく終えたのは、現代日本の2年後となっていた。 異世界では、4年経ち4月30日になる。 二人は長い異世界生活での、達成感を互いに分かち合っていた。 山田は思わず相棒のゼルギウスに抱きつき、ゼルギウスもまた、冴えない風貌の男がよくここまでやり遂げたと感慨を抱いていた。 「よくやったな。しかし、美咲を泣かせたのは、いただけないがな。 笑顔を守るんじゃなかったのか?」 「面目ないとしか

          異世界へ召喚された女子高生の話-94-

          異世界へ召喚された女子高生の話-93-

          ▼エピローグ;本当の気持ち 「私が…したことなんだ…これが私の選択…」 高橋美咲は目を覚まし、虚ろな瞳で病院内の業務に取り組み始めた。 学生時代の溌剌とした笑顔は消え、彼女の表情はどこか影を帯びていた。 ーー余震が起こるたびに、院内の患者たちの安全確保や避難誘導に奔走する。 日常業務はトリアージ対応に追われ、次々と運ばれてくる負傷者を先輩看護師と共に状態別に分類し、必要な医療物資の準備を進めた。 被災者の受け入れのため、外来やロビーなど広いスペースを利用して臨時のケ

          異世界へ召喚された女子高生の話-93-

          高橋美咲の異世界ソング♡3

          美咲「皆さん、こんばんは。高橋美咲です。意表をついての第3弾ですよっ♪」 リリス「それは、私に影響を受けたと言う事かしら?」 美咲「…リリスさん、最終話も、しれっと混ざって、いい加減な事言ってましたよね?」 ロウェン「まあ、よさないか2人とも。我が両手の花よ。」 美咲「ロウェンさん?騎士団に連行されたと聞いたけど大丈夫なの?」 ロウェン「問題ない。さあ、エドウィンに邪魔された続きをし…、ウベェッっ!」 美咲「…忘れてっ!」 九散「なになに? アレって、結局、ドコ

          高橋美咲の異世界ソング♡3

          異世界へ召喚された女子高生の話-92-

          ▼エピローグ;涙の日々 5月5日(金)の午後22時半ごろ、佐藤実里(みのりん)とその恋人、金子正志は公園を歩いていた。 新緑の季節、夜の静けさの中、穏やかな風が二人の頬をなでる。 しかし、その静かな空気を裂くように、茂みの中に倒れる血まみれの少女の姿が目に飛び込んできた。 「タ、タカミィ〜(美咲)っ?!」実里は驚愕の声を上げる。 そこに倒れていたのは、親友の高橋美咲だった。 シーツ一枚を身に纏い、その顔は蒼白だ。 「救急車だっ!…それに警察か?!」 金子はすぐさま電

          異世界へ召喚された女子高生の話-92-

          異世界へ召喚された女子高生の話-91-

          ▼最終話;魔の源へ 朝比奈九散は、衛兵の詰所に足を踏み入れた。 彼女はそこに置いていた竹刀を手に取り、愛おしげに握り締める。 これは彼女の愛用品であり、東桜台高校への登校中も常に手放さなかったものだ。 ゴーレムとの戦いで乱れたブレザーやネクタイを整え、足元の黒いハイソックスを直す。 そして、動くものを探して回り始めた。 「さあて、高橋・勇者先輩みたいに、『御物』としての私の竹刀の冴えを試させてよっ!」 ーー九散は暴走したゴーレムへのリベンジに燃えていた。 その時

          異世界へ召喚された女子高生の話-91-

          異世界へ召喚された女子高生の話-90-

          ▼その想いを背負って 「……あれ、フィリップはどこに?」 高橋美咲は、彼にとって悲劇となる事実を思い出し、仲間たちに尋ねた。 「あれ、さっきまで後ろにいなかったっけ?」山田剛が振り返る。 ゼルギウスも同様に後ろを見たが、部屋に入ってこなかったようだ。 美咲は外に出て声をかけた。 「フィリップ、私は無事よ。それから……」 彼女が駆け寄ると、フィリップの視線の先に目を奪われ、愕然とした。 「なんで……父さんが……こんな姿に……」 立ち尽くすフィリップは、腐敗しても

          異世界へ召喚された女子高生の話-90-

          異世界へ召喚された女子高生の話-89-

          ▼異世界人それぞれの役割の中で 剣戟の音が、石造りの通路に響き渡る。 ゼルギウスと朝比奈九散が激しく刃を交えていた。 山田剛もゼルギウスを守ろうと、牽制の槍を放つが、九散にはすべて見切られている。 ソナはゼルギウスの身を案じ、組み合った手に力を込めた。 藤井玲奈は戦いの最中、どうしても九散が守る門から噴き出る黒い靄が気になっていた。 (あれは何?普通の状況じゃないわ!みんなには見えていないのかしら?) ふと、九散の手にある剣、ティルヴィングに目をやると、同じ黒い

          異世界へ召喚された女子高生の話-89-

          チャットGPTでの小説執筆その8

          今回は、前々回のハードボイルドギャクを、あのまま放置しておくのは寝覚が悪いと完結させようと思います。 その為に、前回のパラメータの流用で、両方のプロンプトをちょっと合成。 前回の、完全にAI任せの生成ではなく、作家としての意地で少し話をコントロールしてみようと試みました。 セリフにどんな時の使用か追加したり、犯人を作り、舞台に会話例、そして進行ルートを追加。 では、いかに出力結果をば。 うーん、進行ルート2と3が不明瞭になってるし、犯人いきなりバレてるし。

          チャットGPTでの小説執筆その8

          異世界へ召喚された女子高生の話-88-

          ▼この身は何処へ 城も城下の街も、至るところ全てに石や土塊でできたゴーレムが配備されていた。 ゴーレムは、ロウェンの開発した「特別なエネルギー」が使用されており、その自動防衛機能でなんとか凌いでいる。 ゴーレムをサポートする弟子たちもおり、数が多かろうが、城門すら突破できないだろう。 ーーロウェンは考えた。 敵の目的である「高橋美咲」を完全に掌握し、彼らを絶望させるのが最善の手だ。 1番弟子のダナン・ティーマスには、防衛の状況を見極めて対処するように指示。 以前の

          異世界へ召喚された女子高生の話-88-

          チャットGPTでの小説執筆その7

          やあ、こんばんは。 今回は前回いった、めんどくさい方の実験結果の報告だよ。 #### 1. 初期化: 複数のキャラクターデータの設定 まず、登場するキャラクターたちのデータを設定します。 ``` 【キャラクターデータ】 1. 名前: 山田ひかり - 年齢: 17歳 - 性別: 女 - 特徴: 戦士、直情型、可愛い - 体力: 20 - 精神力: 10 - 魔力: 20 - 攻撃力: 1 - 防御力: 1 - 行動力: 5 - 情報: 0 - ゴールド: 30 - 所持

          チャットGPTでの小説執筆その7

          異世界へ召喚された女子高生の話-87-

          ▼空を駆ける アルテミス・グレイウッドの登場により、フィッツジェラルド邸は活気に満ち溢れた。 フィリップはその顔を見るや否や、恭しく跪いて挨拶をする。 他の人々も高名な老人と見て、同様に対応しようとしたが、どうもそんな気にはなれなかった。 「おお、なんじゃこれは? 凄い集まりじゃ、実に愉快っ♪」 アルテミスはどこか浮世離れした軽やかさを漂わせていた。 「アルテミスさん、相変わらずマイペースですね…」 藤井玲奈が呆れた様子で話しかける。 「おお、お嬢さん、こちらにお

          異世界へ召喚された女子高生の話-87-

          チャットGPTでの小説執筆その6

          チャットGPTを用いて「異世界へ召喚された〜」の小説を書いていたのですが、今日(2024/11/05)、86話アップしたので、後7話と番外編で終わり。 「異世界へ召喚された〜」を書くにあたっての、チャットGPTとの格闘を思うままに書くのがこの連載の目的だったけど、それはもういいや。 最近はじめた実験の経過をちょっと紹介しようと思います。 なんか「深津式プロンプト」と言う定型式があるらしくて、使ってみた例です。 初めの定義に使用した作家さんは、完全に私の好みです。 文体

          チャットGPTでの小説執筆その6