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チャットGPTでの小説執筆その8

今回は、前々回のハードボイルドギャクを、あのまま放置しておくのは寝覚が悪いと完結させようと思います。

その為に、前回のパラメータの流用で、両方のプロンプトをちょっと合成。

#命令書:
あなたは、小説家です。
以下の制約条件と入力文をもとに、 最高の結果を出力してください。

#制約条件:
・文字数は1,500文字
・求める結果は小説

#入力文:

【タイトル】
・「事件は螺髪村のハロウィンの後に」

【ジャンル】
・ハードボイルドコメディ

【キャラクター】

1. 名前: 小松 タカオ(こまつ たかお)
・役割: 主人公
・年齢: 34歳
・性別: 男
・好きな異性: スタイル抜群の大人の女性
・職業: 自称探偵
・一人称: 俺
・セリフ: 「〜だぜ。」、「ちよっと待てよっ!」、「おい、落ち着けって。」、「へへっ」、「よしきたっ!」、ヒロインのボケに対して: 「それのドコが面白いの??」
・特徴1: 斜め上の推理で事件を無駄に大きくする
・特徴2: 主な収入源はwebサイトの大人向け小説執筆(ルナには秘密)
・特徴3: 駅前の探偵事務所を交渉して安く借りてる
・特徴4: ヒロインは容姿は良いが子供だから対象外と思ってる

2. 名前: 淡手 ルナ(あわて るな)
・役割: ヒロイン
・年齢: 15歳
・性別: 女
・好きな異性: アリのように勤勉でゴリラのような身体つきのイケメン
・職業: 中学生(2年生)
・一人称: アタシ
・セリフ: 「〜のよ。」、「〜ねえ」、「そんなのへんよ。」、わからない時: 「わっかんない。」、「ふふふっ
」、無理を通す時: 「I'm not arguing; I'm just explaining why I'm right.(私は言い争ってるんじゃない、私が正しい理由を説明しているだけさ。)」
・特徴1: 変わり者の主人公をからかって遊んでいる
・特徴2: 主人公は凄い作家と思い込み、その小説に興味がある
・特徴3: 特技は英会話で誰も理解できないジョークを言う事

3. 名前: 辺間 シロウ(へま しろう)
・役割: 犯人
・年齢: 18歳
・性別: 男
・好きな異性: 淡手ルナ
・職業: 高校生(3年生)
・一人称: ボク
・セリフ: 「〜です。」、「〜ます。」、「これこれ、これだ。」、早合点して行動する時: 「善は急げだ!」、優勢な時: 「さあさあ、ここからはボクの独壇場です。」
・特徴1: 淡手ルナに出会ってから天啓を受けたと、イタズラや妨害行為を行い続ける、歪んだ愛情を注ぐ
・特徴2: 筋肉質ではないが、無駄な努力が大好きで遠回りばかりしてしまう
・特徴3: もう受験を控えているので、県外の大学を目指す彼は焦って、ヒロインへの嫌がらせを加速させている

【舞台設定】

・「螺髪村(らほつむら)」、日本のどこかの田舎、自然豊か、仏教が重んじられてそうな名称だけど何故かハロウィンを毎年開催する、会話例:
タカオ「仏教っぽいのに何でハロウィンなんて毎年するんだろうなぁ。」村人「いやいや、ハロウィンだけじゃなく、クリスマスだってやっちゃいますよ。」タカオ「そんなの、何処でもやってるよっ!」

・「涅槃駅(ねはんえき)」、唯一の街との接点、この周辺だけ賃貸住宅や商店街やインターネットが存在する

・「三毒(さんどく)商店街」、涅槃駅周辺の商店街、今年は例年より気合を入れてハロウィンを開催したらしい、事件の発生現場?、会話例: タカオ「いつ見ても物騒なネーミングだよなぁ。」ルナ「三つの煩悩、其れ即ち商店街の醍醐味だそうよ。」

・「戒律(かいりつ)義務教育学校」、小中学生をまとめて通う地域の教育機関、近隣の10名くらいが通う、ヒロインが1番の年長の生徒で学校を仕切っていると思い込んでる、会話例: ルナ「ふはははっ、下級生たちよ。アタシにひれ伏せ。」下級生「うわー、ルナが来たー!」

【進行ルート】

1. 始まり: 事件発生、主人公は密かに執筆活動、ルナが「トリックandトリック」と魔女の仮装してやって来る、

2. 広がり: 現場へ、関係者に聞き込みしてまわる、犯人の策略が襲い掛かる

3. 展開: 主人公とヒロインの推理展開、予想外の方向へ

4. 結末: 全ての流れがここに集結

#出力文:

chatGPT

前回の、完全にAI任せの生成ではなく、作家としての意地で少し話をコントロールしてみようと試みました。

セリフにどんな時の使用か追加したり、犯人を作り、舞台に会話例、そして進行ルートを追加。

では、いかに出力結果をば。

「事件は螺髪村のハロウィンの後に」



深夜、俺、小松タカオは駅前の探偵事務所でカタカタとキーボードを叩いていた。正体は自称探偵だが、収入源はこっそりと書いている大人向け小説だ。これを知ったら、きっとルナに笑われるだろう。

「タカオ!トリックandトリックよ!」と突然、ドアが乱暴に開かれ、淡手ルナが飛び込んできた。ルナは魔女の格好をしていて、帽子もマントも身にまとっているが、どこか間抜けな感じがする。

「おい、ちょっと待てよっ。なんだよその『トリックandトリック』ってのは?」

「ハロウィンなんだから、やっぱりトリックの方が面白いでしょ?」と、彼女は得意気に言う。

「それのドコが面白いの?」俺が呆れて言うと、ルナはふふふっと笑った。「三毒商店街で事件があったの。カボチャが全部蹴散らされて、変なメッセージが残されてるって!」

「カボチャにメッセージだって?」俺はピンときた。きっと辺間シロウの仕業だろう。ルナにやたらと執着している18歳の少年で、ルナに構ってもらいたいばかりにいろんなイタズラを仕掛けてくるんだ。受験が近いってのに、あいつは何をやっているんだか。

「よしきたっ、三毒商店街に行くぞ!」と俺は立ち上がった。

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三毒商店街に着くと、いつもは賑やかな商店街が、まるで打ち捨てられた墓地のように静まり返っていた。街灯に照らされたカボチャのランタンが壊され、そこには「さあさあ、ここからはボクの独壇場です」という文字が書かれた紙が貼られていた。

「こりゃあ、犯人はシロウで決まりだな。」俺がつぶやくと、ルナは肩をすくめて、「だから言ったじゃない、タカオったら遅いのよ。」と笑った。

その時、暗がりの中から聞き覚えのある声が響いた。「善は急げだ!」振り返ると、そこには辺間シロウが得意げに立っていた。

「シロウ、お前がこの騒動の張本人だな?」

シロウは悪びれた様子もなく、「そうです、ボクがやりました!」と堂々と答えた。「ルナちゃんに驚いてもらおうと、このサプライズを仕込んだんですよ!」

「それ、ただの迷惑行為じゃない?」とルナが淡々と言うと、シロウは赤くなりながらも、「違います!これは愛の証なんです!」と必死で反論した。

俺はシロウの肩に手を置いて言った。「おい、落ち着けって。愛の証はともかく、これじゃあルナが困るだろ?」

「でも……でも!」シロウはぐっと拳を握り締めて言い返そうとしたが、ルナが一言、「アタシが好きなのはアリのように勤勉でゴリラのようなイケメンだから」と断言すると、シロウの顔から血の気が引いた。

「アリのように勤勉で、ゴリラのように……」シロウはつぶやき、完全に打ちのめされたように項垂れた。

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事件はあっけなく解決し、俺とルナは三毒商店街をあとにして涅槃駅へと向かって歩いた。

「ねえタカオ、シロウもあなたみたいに無駄な努力が好きなのね」と、ルナは悪戯っぽく笑いながら言った。

「おい、俺を巻き込むなよ。俺はそんな遠回りばっかしてないぜ。」

「それはどうかしらね?」と、彼女はまたふふふっと笑いながら、小さく手を振って去っていった。

こうして、俺とルナの小さな事件の夜は幕を閉じた。

chatGPT

うーん、進行ルート2と3が不明瞭になってるし、犯人いきなりバレてるし。

しかし、いくつかの仕込んだセリフを採用してもらっていて、それだけで面白くはなってるから、まあ良しとしましょう。

実はこれ以外の出力もあって、辺間シロウのいないパターンだと、犯人が村長でハロウィンの宣伝目的で飾りを盗むとかもあった。
でも、どれもミステリーとしてイマイチな犯行と動機と捜査で、やはりあらかじめ仕込んでおかないと面白くならなさそうですね。

ルナは都合により、高校生から中学生に変更して、村内の学校に通えて自由な時間が多くなるように変更しました。
その方がストーリーが作りやすいかなと思っての事。

では、また次の実験で。

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