【ブログ】百合作品が好きというより
ツイートまとめ。
なぜ百合作品には人の心の内側を映し出すような作品が多いのか。という疑問が浮かんだのだけど、私のサンプリングが恣意的になっている感も否めないので、これは検証の余地が大きい。「百合にこういう作品が多いのか、こういう作品が百合に多いのか」でも変わってくる。単に同性愛と括ってよいものか。
一般的に、異性に対する恋愛感情は性欲と結び付けやすく社会的な繋がりも含めて「人を好きになる理由」を簡潔に示しやすい。あるいは示さずとも話が成り立つ。逆説的に、同性の場合は「人を好きになる理由」を簡潔でなく示す必要があり、好きという感情やその理由を精密に描くことに繋がるという解釈。
「作品の傾向としてそういう風に描かれがちな理由」としては多分間違ってはない、気がする。極端な話「異性である」は恋愛の理由になるんだ。逆に「同性である」はそれだけで恋愛の理由にならない、あるいはそれだけだと「理由としては弱い」と感じられてしまうのが今の社会って話。一石を投じる機会。
ただ、最近は「異性である」だけを恋愛の理由にしている作品を是としない人が増えてきているようには思いますね。ハリウッド映画で「無意味な恋愛要素」って言われるのも「理由が足りない」から言われる部分だとは思うので。まぁ私は、洋画にも洋画史にも詳しくないので細かい言及はしないでおきます。
といったところで、私は先述の通り「人の感情を清く詳しく美しく描いた話」が大好きなので、百合に限らず異性愛でもBLでも家族愛でも人外への愛でも、おすすめの作品がありましたら紹介していただけると幸甚でございます。ただし、時間と積み本の都合で全部読めるとは限らないことは明示しておきます。