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M3にタッピングマガジンという本を出しています。

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最近の記事

楽器部屋の加湿器の選択と運用について

導入にあたって 現在の住居は立地の影響もあって風通しが良く、キッチンも洗面所もカラッとしており、カビも発生しにくいが、冬場の乾燥がひどいとは思っていた。とりわけタッピング楽器の影響が大きい(ここで一気に共感度が下がる)。タッピング楽器ではなくとも、ギターやベースなどの楽器は冬場の方が厳しい環境であった。そして冬のネック調整量が大きくなることによって、夏の調整も難しくなってしまうという悪循環である。そういえば、人体にも悪影響が大きい(気付くのが遅い)。目が乾く。喉を痛める。風

    • エメット・チャップマンについて

       2021年11月1日にエメット・チャップマン氏が85歳で亡くなりました。表舞台に立つ機会が少なくなったことから具合が宜しくないのかな、などと思っておりましたが、ガンの闘病を続けていたようです。職人的な調整要素を減らしたRailboardのコンセプトなどから「その後」も御自身で考えられていたのかもしれません。  いろいろと書くことを考えたのですが、2015年にタッピングマガジンの記事として書いた「タッピング楽器の歴史について」をnoteで公開することにしました。リンク切れも

      • タッピング楽器の歴史について

         タッピング楽器はトニー・レビンの影響からベースからの持ち替えでスタートしたプレイヤーも多く、どちらかと言うとベース専門誌で取り上げられる機会も多いのですが、歴史を踏まえるとエレキギターから派生した楽器とするほうが正しく思えます。  歴史的に大きな転機となったのは1974年でチャップマン・スティックの最初の製品が世に出されました。タッピング暦元年と言ってよいでしょう。しかしまた、紀元前があるように、それ以前の歴史というものが存在しています。  タッピング奏法というものは、