牛と地球温暖化
丑年の2021年もあと少し。丑年は将来の芽を出すのためにコツコツと蓄える年だそうだ。
さて、牛と地球温暖化が関係している事を知って驚いた。
ビーガンという人たちがいる。いわゆる動物の肉を食べない人達だ。肉だけでなく動物に関する物は食べない。ベジタリアンのように健康志向の人かと思ったら単純にそうではないらしい。
地球環境のために動物の肉を食べないということだ。牛と地球温暖化は関係している。
牛などの家畜が出すゲップからメタンガスが発生する。メタンガスにはなんとCO2の25倍もの温室効果があり、地球温暖化を進める要因となっている。
牛は4つの胃をもつ反芻動物である。食べた物を口に戻し、噛んでからまた胃に送る。それを4つの胃で繰り返して食べ物を消化していく。
第1胃に多くの微生物がいるためそこから口に戻すときに同時にメタンガスが発生するという仕組みだ。
2018年には人口の11倍である760億頭もの家畜が地球にいる。家畜の肉を食べないことでその数を減少させ地球温暖化防止をしようということだ。
しかし、私は肉が大好きでこれからも食べたい。
今メタンの発生を抑える餌が開発されている。海藻を混ぜるとメタンが抑えられるという研究もある。
餌代が高騰し、牛肉の値段がこれから上がっていくのは避けられないだろう。
また期待しているのが、「人工培養肉」だ。
お肉よりも美味しく栄養価もある、かつ環境にも良いそんな人工培養肉が地球を救ってくれることを願う。