FCは成功しやすい?しにくい??
向山かおりです。
ビジネスオーナーを目指すなら
・既存のフランチャイズシステムに参加する
・自分でフランチャイズシステムを作る
のいずれかだととある本に書いてありました。
チェーンのレストランに行くと、テーブルの上にあるポップに
「フランチャイズ加盟店募集」
などとあります。
セブンイレブンや大戸屋や日高屋などなどいろんなところで見かけますよね。
どれも「未経験でも大丈夫!」とか「本部が徹底サポート!」とか
中には「収益保証型」などというような会社員の立場からすると魅力的な文言が付帯されていたりします。
サポートしてくれる本部があったら?
ハードルが低くリスク軽減してスタートできる仕組みがあったら?
FCの名前が知れてたら???
「誰でも成功」?
できるのでしょうか、、、、。
ちなみに フランチャイズって一般的にどんなものなのかご存知でしょうか???
一般的には本部がビジネスの仕組みを販売し、それを購入した加盟店がロイヤリティや看板代などを支払う代わりに、支援を受けていく仕組みです。
フランチャイズとは? その市場規模は約25兆円!
まずはフランチャイズの意味と仕組みについて解説します。「フランチャイズ」とは、本部と呼ばれる「フランチャイザー」と加盟店(フランチャイジー)が契約を結び、加盟金(ロイヤリティ)を支払うことで商標の使用権や商品&サービスの販売権を得られるシステム。加盟店は、本部が培ってきた経営のノウハウを活用できるため、個人事業や法人設立にチャレンジするよりも安心感があり、短期間で独立開業に踏み出すことができます。 引用元:https://dokuritsu.mynavi.jp/fc/about
いろんなフランチャイズがあります。
大きく分けて小売・サービス・飲食などの業種です。
コンビニや雑貨アパレル
修理・クリーニング・家事代行・フィットネス・・
カレー・ラーメン・ファミリーレストラン
などなど・・。
今や地球のどこに行ってもフランチャイズの形態での小売店を見ない場所はないのではないかと思えるくらいいろんなF Cを見かけると思います
ちょっとネットで探しただけでもこんなにあるのかとびっくりします。
こちらはフランチャイズ比較のサイト・・・
https://www.fc-hikaku.net
しかしどれも
「成功の保証」というのはありえません。
なのになぜか FCは成功するもの だと勘違いして入ってきて痛い目を見る人は多いようですね。
以前某雑誌で「コンビニ地獄」というタイトルの雑誌を読んだことがあります。
24時間働かなくちゃいけないだの、ロイヤリティが高いだの、本部指示が多すぎるだの、借金が大変だの、、、内容はいかにコンビニエンスストアが大変なのか、本部が悪いのかなど、悪いところだけを抽出したようなものでした。
私は経営者なので
24時間のコンビニに契約したんだからバイトを確保できないなら24時間働くのは当たり前だろ
とか
借金はどこの世界でもするもんだ。
と捉えます。
一体何を当たり前のことを言ってるんだろう?????
という不思議な気持ちで読んでいたのです。
しかし
しばらくして不思議の正体がわかりました。
この雑誌は経営していない世の中の多くの人々側の視点で描かれているんだと。
つまり
コンビニの加盟店側の話を 経営者の視点ではなく、雇われ社員的立場から書いてるんだなとわかりました。
これはFC本部にとってはとんでもない不合理です。
会社経営を雇われ社員の感覚で捉えると 途端に被害者的な感想ばかりになります。
24時間働く羽目になった、ロイヤリティのせいでなかなか儲からないじゃないか、スタッフが足りない・・・・。
こんな愚痴は経営者なら普通は言いません。
なぜなら自分で始めたことだから。
でもこの雑誌の中では
フランチャイズの指導を与える本部のせいにしてあたかも加盟店である自分は被害者のように振る舞うことができてしまっています。
そして、経営していない人の方が世の中には人数が多いのですし、雑誌を買う人も多いわけです。大衆に迎合した方がウケはいいし雑誌は売れるというわけですよね。
恐ろしいことです。
まるで小学生がそのまま大人になったようなわがままな記事です。
ちなみにこの雑誌は何年も前に出た記事ですが、あたかもこんな横暴なフランチャイズは今後危機を迎える みたいな書き方をしていました。しかし何年たっても今日もたくさんのコンビニが誰かの生活の助けになっています。
FCは成功しやすい などと 甘い幻想を抱いて 覚悟もなく入った人が
世の中にはとても多いんだということには悲しむべきことですよね。
当たり前ですが 経営に楽な道はないです。
確かに本部支援はあることは素晴らしいですが
支援は支援なので
保証ではありません。
経営者ならば 保証は自分で作らなければいけませんよね。
一方で確かにFCでも、実のないFCも存在している場合もありますので注意も必要なのかなと思います。
よくあるFC化仕立てでまだ未展開・成功例の少ないFCなどはよく見極める必要があります。
FCの目的が店舗展開ではなくFC加盟店料目的などの場合などです。
ビジネスで成功した人はフランチャイズを展開する側に立とうと考え、自分は働かないでシステムを販売することに躍起になるような場合です。
一度仕組みを作ったら初期費用、継続費用をとりつつリスクはオーナーに振行きます。支援を受けれるから仕組みを考えなくて済むからというのはメリットでもありますが、始める時は簡単でも後が大変なわけなのです
初期費用や内装や看板、メニュー作成も
業者を通じて中抜きされていて、仕入れでも上乗せされると自分でやるよりもかなりの割高になるなど悪質な場合なども聞きます。
それらを借金でまかなうわけですから
加盟店側はスタート時点でかなり不利です。
もはや「独立」とは言い難い。
こうしたFCを見極める目も必要だと思います。
結論
FCだからといって必ず成功する仕組みなんてない
自分がしっかり理解をし、
かつ必ず結果が出るまで頑張ると決めて覚悟が必要ですね。
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