陸のプラスチックゴミの処理問題について
向山かおりです。
プラスチックゴミが永久に残ってしまうなら燃やしたら、なくなるんじゃない?
と安易に考えてる方いませんか?
実はプラスチックによって毒素が溜まるのは、
細かく破砕されたマイクロプラスチック問題だけではなく
ゴミの焼却による煙からの有害物質にも言えるのです。
プラスチックを燃やすと煙とともに人体に入り込みます。
人体のうち特に肺の中の肺胞にたまり、排出されません。
排気ガスの中にずっといるみたいなもんです。
そして
有害化学物質は体内に蓄積されると、ガンの発生や免疫力低下を引き起こすと考えられています。
だからゴミをただ燃やせばなくなるちゃんという単純な問題ではありません
しかし出てしまったゴミはどこに行くのでしょうか?
フィリピンのマニラには有名なゴミ捨て場があります。
スモーキーマウンテンという、都会のゴミが集積され、放置されている場所です。サムネイルにもありますがすごい状態です。 こちらは1995年に閉鎖されたと聞きました。
なのでゴミ山は綺麗になったのかなと思っていました。
しかし実際は 単純にゴミ山を残しっぱなしなだけでした。新しく捨てることがないだけです。そのため そこに砂がたまり、今は上が畑になっているようです。畑はゴミによる自然発火による有毒な煙が出てる上、そこで生活している人々がまだたくさんいるそうです。
その上、1998年には 第二の スモーキーマウンテンが同じくマニラに作られ続けているのだそうです。
その広さも5万平方メートル。2000世帯がそこで生活をされているそうです。
そして、
フィジーのツバル国のごみ問題では深刻です。
ここではごみ処理施設がなく、大部分のごみは、島の北端にあるスペース(300m×100m)に投棄されています。しかし、年々場所が無くなってきており、このまま砂を被せて積み上げていくと「ツバルマウンテン」ができるのではと、問題視されています。2019年には、EUの支援でリサイクル施設ができ、ビン、ペットボトル、缶、バッテリー、電子機器等を分別していますが、リサイクルはできておらず、保管のみの状態となっています。
ゴミを放置しているにすぎない非常に危険な状態でゴミ処理を行っている国も多いのです。プラスチックゴミの性質上分解ができないのでまるで廃棄できない原発のような存在に世界中でなりつつあるのです。
燃やせない処理できない
であれば一体どうしていけばいいのでしょうか?
次回はプラスチックの再利用や持続可能な社会を作るための
解決策を示して行きたいと思います。