朗らかに穏やかに
朗らかに生きる、穏やかに生きる、言葉でいうのは簡単ですがこれがなかなか難しい。
でも、ミドルエイジ(中年)男性が幸せに生きていくためにはとっても重要です。
以前にも書きましたが、中年男性って、普通の表情をしていても、なんだか機嫌が悪いとか怒っていると見られがちなんです。本人は怒っているどころか、むしろ上機嫌だったりするのですがね。
それに、中年って大変なんです。子どもがいたら子育てで忙しいし、お金もかかるし、家を購入していたらローンの支払い大変だし・・・
仕事は仕事で中間管理職的な役職で、忙しいだけでなく部下やパートさんアルバイトさんに気を使いながらも、次々に導入される新たなテクノロジーに面喰い・・・
下手をすれば40代でリストラ要員に数えられ、常に家庭の責任、職場の責任、同時に職を失う恐怖や家族トラブルの不安に苛まれる日々。
いったい何の罰ゲームだとでも考えてしまうような毎日の中、それでも忘れてはならないのは、「朗らかに、穏やかに」日々を送ること。
むしろ、そっちの方が「苦行じゃ!」と思うかもしれませんが、これができないとさらなるドツボにハマること間違いありません。
経験者の私がいうのですからね。
中年延長
なぜ私がこんなにもミドルエイジ(中年)の幸せにこだわるのか、そりゃあもちろん、私の中年生活がこの先もずっと続くからです。
皆さん、気付いているか知りませんが、現代社会は確実にミドルエイジ(中年)の期間や範囲が延びていると思うのです。私が福祉業界にいるから余計にそう思うのでしょう。
従来、ミドルエイジ(中年)って、せいぜい50代までで60代は老人カテゴリーだったと思うのです。法的に高齢者となるのは65歳以上ですが、実際は今の時代の60代は中年後期ですね。ギリ70歳以降が老人カテゴリーですかね。では、何歳からが中年なんでしょうか。これは人によって意見が分かれるかもしれませんが、40歳以上か35歳以上なのか・・・
どちらにしても、ミドルエイジ(中年)の期間は10年以上延びていると思います。
しかも、長いだけじゃなくて、数が多いんです。超高齢社会と言われていますが、増えているのは高齢者だけでなく、中年もなんですね。
近頃、「キレる高齢者」がもはや公害のようになってますが、この様な世の中で、不機嫌で仏頂面のミドルエイジ(中年)が増えた日には、もはや日本は真っ暗です。
いろんなことに大変なシーズンではありますが、自分や家族だけのためのみならず、社会のため、果てはお国のためにも、例え「空元気」でも朗らかに、穏やかに生きていかねばならないのです。