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【シンガポール日記⑥】ダイビングで遭難しかけた話


今回初、海外ダイビング。
シンガポールからフェリーに乗ってダイビングへ。ボートダイブ2本。

私はオープンダイバーなので最大18メートルまで潜れますが、大体観光地のダイビングは10メートル前後よね。

日本では見かけない、カラフルな魚や珊瑚など楽しみました。

ここまでは良かった。
インストラクターも、船の操縦士も親切、日本と同様のやり方で安心。

ただ、2本目を潜っている際、岩に足首をかすめ、うっすら切り傷ができました。

「あ、痛いな、大丈夫かな」と足首を確認していたところ、ふと気づくと、インストラクター&夫の姿が見当たらない。

え…
どうしよ…見失った…

とどまって数分待つも、2人が私を探しに来る気配はなし。
完全に広大な海、水深約10メートルにぽつんと一軒家、ならぬ、ぽつんとお人間。

みんなで潜っている時は怖くないけど、1人で海の中にいる…と思うと、恐怖に飲み込まれました。視界も10メートル先くらいしか見えないし、万が一サメでも遭遇したらどうしよう😨
ほんとうに、青ざめていました。

1人で、安全に、船に戻るしかない、と腹を括り、まずは水面に戻ろう。

海面5メートルまで浮上し、安全停止。岩を背にし、仮にサメが来ても戦えるように臨戦体制を作る。

プチパニックになっていたから、ちゃんと3分かは分からないけど、なるべくゆっくり深く呼吸して、安全停止。

水面に上がり、笛を鳴らすも、船長には届かず、泳いで戻ることを決意。
これがまた遠い。。

それこそ、泳いでいる間に後ろからガブっと…の恐怖に襲われつつ、平泳ぎで泳いで行きました。

永遠のように感じましたが、なんとか船に辿り着き、船長に引き上げてもらいました。
本当に怖かったようで、船に上がった瞬間、安堵の立ちゲロ3連発(リアルマーライオンで、船長爆笑。)

今回の教訓をもとに、サメ対策を色々と学びました。

そもそも、ダイバーは襲われる確率は非常に低いです。フィンをつけているので大きく見え、サメは自分より大きい獲物は狙いにくいからです。

またダイバーは基本的に複数名で水中にいるので、なお、サメは恐れて狙って来にくいようです。

サーファーは、ボードの上に乗って手や足で漕ぎながら海に出ていくので、その姿が水中から見たサメには、アザラシやカメに見えてしまい、襲われやすいそうです。
カヤックも、水中からの形がアザラシに見え、襲われることも。

サメは目が悪いので、ぼんやりとした陰影が「アザラシやカメ」に見えてしまうと、獲物としてロックオンされてしまいます。

また、パドリングなど、「水面ぱちゃぱちゃ」が要注意です。
海の生き物が水面をぱちゃぱちゃする時、それは死にそうな時です。
弱った魚、死にそうな魚は、水面近くを泳いでいますよね。死にそうでもがいていたりします。

なので、サーフィンやカヤックのパドリングが、死にそうな魚がいる、という合図になってしまい、サメにロックオンされやすいそうです。

私は↑のことを知っていたので、今回水面を泳いで船に戻る際も、怖くても、バシャバシャ泳がず、泳ぎ方も大きく見えるように泳ぎました。

仮にサメを見かけてしまった時。
サメがこちらに気づいていないようであれば、岩陰に隠れてそぅっとしておく。

サメがこちらを獲物とロックオンしているようですあれば、こちらも臨戦体制を取るしかありません。

ネットで調べた情報によると
①水中で大声を出す
②サメの鼻・ヒレを殴る
③岩を背にして戦う
④自分の持っている道具でサメを殴る

等の情報がありました。
サメの場合、死んだふりや逃げる、は有効ではなく、むしろこちらが好戦的な動きを見せることが大事なようです。びびって逃げていくことを願います。

遭遇しないのが一番良いですが、マリンスポーツをやる方は、万が一に備えて、サメと遭遇した時の対処法を学んでおくと良いですね。

お互い、生き延びましょう!

加えて、今回、グローブやシューズなしで潜っていたので、怪我を防ぐために必須だなと学びました。

ちなみに、サメは血の匂いで来てしまうので、切り傷などは注意です!

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