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ワンオペ育児の渦中で考える多様性。わたしもあなたも見えてる世界はたった5°。だから想像しよう。
こんにちは。
アラサー育休中のすーママです。
育休中の生存記録及び、ママになる方へのエールの意味を込めて書いてます。
今日はワンオペ育児という言葉について考えたことを少しまとめます。
ワンオペ育児とは…?
ワンオペレーションで24時間営業の飲食店が労働させたりすることから生まれた言葉で、子育てを他者の協力なく長時間一人でこなすことをいう言葉です。
産前のわたしはこの言葉を聞いても、実のところ「ワンオペって、みんなそうなんじゃ?」と思っていました。それはもう想像力のない薄情な人間でした。
今思うと産前のわたしは妊娠、出産についての大変さを全く理解していませんでした。
本当に視野の狭い自分にアホと言ってやりたいくらいに。
妊娠して怠くて身体が思うように動かなくなることや、産後の新生児との密室育児がどれほど睡眠不足と精神的プレッシャーの中で過酷なものなのか…
そして、これらを私が経験した結果、今はワンオペ育児という言葉がもつ意味を、孤独感を重みをもって受け止められるし、自分でも使うようになりました。
このように、自分の中で想像できなかった立場を自分が身をもって経験することでその痛みや問題が身に染みて分かるようになりました。
ワンオペ育児という言葉一つをとっても、その言葉から見える世界、想像する世界は一人一人違います。
じゃあ、わたしはまだ他にも理解できない人の痛みがたくさんあるんではないか?
ワンオペ育児以外にももっともっと厳しい状況にある方は世の中にたくさんいるでしょうし、その方々の痛みをわたしは体験したことがないし理解できていないと思います。
以前、自分の周りの視界が360°だとしたら、自分自身が見えている世界は5°くらいだと思った方が良いということを本で目にしました。
自分の今見ている世界はほんとうに世の中に比べて狭くて局所的で他にもたくさんの価値観や基準や物事で世の中は動いているということです。
自分の視界は一人では狭いと自覚するとともに、
相手の置かれた立場をすべて理解することはできなくても少しでも想像しようと努力することが人の能力だと思います。
また、それは社会の多様性を受け入れることなのではないかとも思います。たぶん、もっともっとマイノリティで苦しんでる方はいるだろうし理解も進んでないだうことはたくさんあるはずです。
想像する優しさと賢さを持ち合わせた人間になりたいと、アラサーワンオペ育児の渦中で思うのでした。