一語一得 生きるためにつかうことば
「ゆるしてたもれ、ゆるしてたもれ」 吉川英治作 「宮本武蔵」より「花田橋」の章)
「一語一得」・・・この表題は、自分の生につながることばを記録するためにつけたタイトルだ。
だが、今回は中学生の自分のことば探しの前哨戦となったチャレンジ読書の思い出を記録しておきたい。今回の思い出では、このことばは自分の生の中で生かされているとは到底言えないことばだから。
吉川英治作「宮本武蔵」を読んだのは、中学生になったばかりのころだ。今はどうかわからないが、50年前の中学生は、背伸びした