ほくほくして本屋から帰る日のこと

こんにちは。Natsuです。やっとルーターを設置してサクサクインターネットになりました。

昨日、こんな日記を書いたばかりでしたが、

今日はすっかりにこにこしています。

というのも、飢えを満たしてくれる本屋さんに出会ったのです!

1件めは、昨日の夕方寄った、いくつか離れた駅の駅前にある大型書店ジュンク堂。「図書館より図書館らしい」というお店のコンセプト通りの、おびただしい量の文芸書コーナーや、仕事関連の勉強に役立ちそうな理工系の専門書のコーナー。大満足で1万円分くらい購入してしまいました。今回は、有機化学の本と、疾患系の本と、大好きなkemioさんの本を。

さっそく読みまして、全編「まじそれなー?」となりました。自分のやりたいことを、才能がなくてもとにかくやって、うるさい外野のことはプリティーにスルーしてこ♡的なマインドセットがとても共感できます。

電車で数駅行った先に図書館みたいな本屋さんがある、これだけでもかなり救いだったのですが、今日また違った味わいの良い本屋さんに遭遇。

目指していたコーヒー豆屋さんが、行ってみたらおやすみで、目的なく辺りを散歩していたら小さな古本屋さんを発見しました。

もしかしたら、絶版になっている中勘助の「蜜蜂」が収録された文庫が置いてあるかも?と思いふらりと中へ。

本格的に棚を探す前に、気づいたらこの辺を手にとっていました。

わたしが探しているのは、これ。

Amazonで売ってるは売ってるんですが、これは知人が「絶版になっているけど、古本屋さんに行けばあるかも」と教えてくれたことがあるので、できればAmazonでなく古本屋さんで購入したいんです。

ガマガエルくん的な風体の店主にこれがないかと訪ねたところ、あれよあれよという間に数十分話し込んでしまいました。

これらも買いました。(「蜜蜂・余生」はありませんでした。)

とても小さなお店で、足の踏み場がぎりぎりあるかないか…くらい本がたくさん置いてあり、色々気になるものがあって楽しかったです。

そして、この辺りの地域での文学研究会とか、科学史研究のコミュニティなどを教えてもらいました!実際の雰囲気だとか、どんな人がいてどんな話をしているか、メンバーでもある店主さんに教えていただいて、ぜひ行ってみようと思いました。

そして、面白いことに、そんなワクワク味濃い古書店を後にしたわたしが向かったのは、いつも行っては飢えて帰ってくる駅ビルのあの本屋さんだったんです。

店主と国木田独歩の話になって、全然読んだことがないので読んでみたくなったのにそのお店には今日は独歩の本がなくて、「じゃあ帰りに駅前の本屋さんで買います!」ということでこれだけ新書で買いました。

こういう本が欲しい時はあそこ、なんとなく飢えてるときはあそこ、注文した本を受け取るならここ、そんな風に書店の棲み分けができるようになって、それだけでなんだかこの街と仲良くやっていけそうな気すらしてしまうのでした。

今日はたくさん歩いて話して疲れたのでゆっくりお風呂に入って寝ようと思います。


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