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生きることにありがたみなどない

ありがたいのは、自分だけで、他の人間にとって、自分の命など瑣末な問題で。6月12日の4時前の朝焼けと同じ、私以外、ほぼの、誰にとっても無意味な真実だ。まるで頷けぬ定理にうんざりするこの頃。

全く、命を尊べ、と願えば、いつしか尊ぶ輩が目について嫌になってしまう。

ほざいたもの負けなのだ、この世は。

そして、負けを重ねたあとに、勝利を窺っている強かな奴らと対峙し、共に進むものだ。

この世の惨事に、奇声を挙げて喜ぶ奴らがいる。

自分はどっちだ、包み隠さず白状すれば、最期の時まで生き残るのが当たり前だと思っている。

弱音を吐かず、徹底的に邁進。正気を失いかねぬ日常に切り裂く讃美歌を。

愛平和、願う空は、朝、茜色。

煙吐くビルは、甘いバビロンの香り。

蛍光灯は24時間いつでも煌々と鳴り止まない。

寝かせてやれよと、叫ぶ虚しく、途方にくれて待つ炭水化物?

おお、食ってしまえば、ことは仕舞いで、はい、さよなら、よ。


要するに、いいよ、良い感じだよ、ほざきまくってくれ、割と今自分、わかりやすいんで、稼がせてもらいますね、感謝です。

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