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*花とあそぶ

私は、今回の自粛期間を使ってずっと育ててみたかった花を育てたり、庭に咲いていたけどあまり気に留めてあげられていなかった花のお世話をしたりしていました。
そんな中で、せっかくなら見て枯れて終わりにするのではなく、もっと楽しむ方法はないかなと思い調べたことを試して遊んだので、そのことについてお話したいと思います。

-ミニバラのシロップ-

ミニバラのシロップ

私が1番テンションが上がったのが、このミニバラのシロップ。
バラの花弁ではシロップの他にも、リキュールや、ジャム、花弁の砂糖漬け、そして食品以外にも、その色味を活かして染め物もできるそうです。

・シロップは3ステップでつくれる

花からシロップになるまで

作り方はとても簡単。
花を摘む、花弁をバラす、水と砂糖で煮詰める。
この3ステップだけです。最後にレモン汁をたらすと、一気に鮮やかな色になります。できあがったシロップは炭酸水と割るなどして楽しむことができ、色だけでなくふんわりとバラの香りも感じることができます。

このミニバラは毎年しっかり咲いているものの、存在が当たり前になりすぎていてもはや家族からまったく見向きもされなくなっていたため、何か良い楽しみ方はないかなぁと考えていたところ、バラでシロップを作ることができると知り作ってみることにしました。

-どくだみチンキ-

完成前のどくだみのチンキ

こちらはどくだみチンキと言って、どくだみの花をウォッカに漬けたものです。
30日ほど漬けたら完成で、1年間保存可能なのが嬉しいポイント。
高血圧や便秘、肌荒れ、冷え性などに効果的とされており、抗菌作用も高いためかゆみ止めや虫除けスプレーとして使ったり、水に数滴たらしてうがい薬として、入浴剤としても使うことができます。精製水・グリセリンと混ぜれば化粧水にも。
※腎機能に問題のある方は控えた方がいいそうです。

毎年、庭にたくさん咲いていて厄介者扱いだったのですが、こうしてビンに入っている姿は涼しげで、可愛くも思えてきます。まだ使っていないのですが、何に使おうかと今から楽しみにしています。

-フレッシュカモミールティー-

今回私がチャレンジしたことの中で、家族から喜ばれたのがフレッシュカモミールティー。
カモミールティー自体はお店で購入できるのですが、そのどれもがドライのカモミールを使用しているため、フレッシュで飲むことができるのは育てる楽しみの1つと言えると思います。

フレッシュカモミールティー

フレッシュカモミールティーの魅力は、やはり新鮮さ。
ドライのものよりもよく香るそうで、我が家では自粛期間のストレスを少し和らげるアイテムとして活躍しました。カモミールティーには嬉しい効果も多く、鎮静効果や安眠効果、冷え性改善効果、鎮痛効果などがあげられます。
※妊婦さんは控えた方がいいそうです。

フレッシュのハーブティーはカモミールの他にラベンダーやミントなどでも簡単に作ることができます。「花を飲む」という習慣もいいなぁと思いました。

-安心して楽しむために-

自分で育てた植物を口にする時に気になるのが、農薬だと思います。
最近はカラダに優しくかつ、しっかり虫から守ってくれるやさしい農薬もたくさん出ているので安心です。それでも薬品を使うのはちょっと ... という場合には手作りするのもいいかもしれません。

・簡単につくれる防虫剤

完成前の手づくり防虫剤

実は防虫剤は意外と簡単に、しかも人の口に入るものだけでつくることができます。
写真のものは、お酢の中にニンニクと唐辛子を入れて30日間置いておくというもの。これを水に薄めて使うと、それぞれの成分が虫を追い払ってくれるそうです。

さらに簡単なものだと、牛乳 + 水、お酢 + 水、などシンプルかつすぐに使うことができるものもありますが、無農薬で家庭菜園を楽しんでいる方達の間では上で紹介したものがメジャーなようです。

-私が感じたこと-

私の中で花といえば、生花やドライフラワー、ブリザードフラワーなど「見る」という楽しみ方が主流で、たまにエディブルフラワーのように食べることができるものもあるくらいだと思っていたのですが、実は自宅でもできる楽しみ方がこんなにあったというのは新しい発見でした。「新しい扉開いたな」という気持ちです。
今、とても大変な世の中ではありますが、だからこそ触れることのできた世界だと思っています。

ホームセンターに足を運ぶといつも以上に人がたくさん来ていたり、通販では初心者向けの栽培キットがよく売れている様子を見て、こんな時でも人を楽しませ癒す植物たちはすごいなぁと、自然の持つ強さを感じました。


2020年06月19日作成


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