Erica
〈アーキテクトビルダー〉を目指す筆者が、ベルギーでの留学でその職能を開拓していく軌跡を記録・発信していきます!
私が初めてLANYのGood Girlを聴いたのは、ショートフィルム『ティファニー・ブルー』がYouTubeの広告として流れたときだった。 そのとき私がYouTubeで何を見ようとしていたのかは全く思い出せない。が、『ティファニー・ブルー』が流されると、私は広告スキップボタンの存在を忘れ映像に釘付けになる。理由は、彼らのやりとりのツールが、LINEであったからだ。 「今度の休み、旅行とかどうかな」 「いいかもね」 男性のLINEの文面は、常に素っ気ない。
見知らぬ人の渦に流されて 脈絡のない時を過ごす どうしようもなくなるほどの巨大な虚無感 輝ける街で すりきれる今日を 受け入れることに慣れてしまった ----------------------- 今日の東京には見知らぬ人の渦も無く、輝ける街も無い。虚無感も自分を擦り切る都市本体もどこかへ行ってしまった。この期間において、脈絡のある生き方は都市と相対するものではなく、自発させるもの。 どんなに夜が遅くとも、日が昇るにつれて目は覚える