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ADHD傾向にある人の為の 持ち物リスト

この記事の続きとなっています。

上記の記事をご覧になってからこの記事をご覧ください。

アイリービーメゾットでその日の予定が決まれば、忘れてはならない決定事項は

持ち物です。

予定と持ち物は必ず対応させないと、当日めちゃくちゃ困ります。

ここでもポイントはただのメモ帳にならないことです。

ここでもフレームワークを作ることから始めていきます。

そもそもなぜフレームワークを作るのか

持ち物であれば簡単にリスト化してもいいような気がします。

ここではADHD傾向にある人の概ねの脳内状況について触れます。

ADHDは不注意傾向もあり、忘れやすい傾向にある

と言われても、人間忘れることもあります。

でも、脳内での作用に対する過程や脳内状況に少し相違があります。

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大体は、ある物事の対して大きなフォルダがあり、更に細かな情報が入っています。

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大事なものでも、すっかり忘れてしまいます。

思い出とその人の情報が結びにくかったりします。

ADHD傾向にある人は、このフォルダ整理が苦手なのです。

例えば

「明日仕事で大事なプレゼンが3時からある」

としましょう。

「明日仕事で大事なプレゼンが3時からある」

「資料が入ったUSBを持っていく」

ADHD傾向にある人はこの記憶は「なぜか」別々で記憶されます。

柔軟に記憶のフォルダを作る事が苦手です。

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だったら、

柔軟にフォルダを作るのが苦手なので、視覚的なフレームワークを作りましょうね。

というわけです。

これは引越しをする際

「いるもの」「いらないもの」「グレーなもの」

に一旦分けてみる、という断捨離の手法でもあります。

持ち物に関しては用途や条件が多様な為「複雑性」が強く働き、引越しなど切羽詰まっている場合、この複雑性がものを捨てられない要因の一つとなります。

なので、まずは絶対的なフレームワークで分けることから始まるのです。

持ち物を二軸で考えてみよう〜グラフ化〜

ここでも時間管理のマトリックスを応用します。

上記でも記載した通り、持ち物に関しては用途や条件が多様な為、緊急度や重要度としてのはっきりとした線引きは困難なのですが、ここでは簡単に、緊急度を「その予定の主役かどうか」重要度を「普段の主役かどうか」と定義してグラフ化してみます。

そして、それぞれ普段使うものや週に一回しか使わないものまで、グラフに当てはめてみます。

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持ち物リストの作り方

こんな感じにグラフ化できたら、次は具体的に持ち物リストを作っていきます。

用意するものは

⬜︎ボード

⬜︎黒の水性ペン(ボードに直接書き込め、消せるタイプ)

⬜︎赤の付箋

⬜︎黄色の付箋

ぶっちゃけ何色でも使う本人がわかればいいのですが、ここではグラフで囲った色に対応させています。

赤:毎日いついかなる時も必要な「生活必需品」達

赤で囲った範囲は所謂「生活必需品」です。(私の中ではイヤホンもです。笑

ここでの「生活必需品」としての線引きは、少し歩いてコンビニに行く時の持ち物というイメージです。

ここは赤の付箋を使いリストに保存します。

黄:出番がある程度ある持ち物達

黄色で囲った範囲は、用途、その日の予定または自身の気分によって持って行くかどうかが変わります。

このような持ち物は黄色の付箋を使いリストに保存します。

黒:毎日使わないけれど、今日この日こそは大事な持ち物達

黒で囲った部分は例えば、明日提出の課題や印鑑、航空券や恋人と行くディズニ●ーのチケットといった

普段は使わないけどその日めちゃくちゃ重要な持ち物です。

黒で囲った部分は直接記入します。

ちなみにこうして出来上がった持ち物リストがこちらです。

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今日使わない物はリストに入れない。

直接書いた物は予定が終わり次第消し、毎日アップデートして行く。

これがルーティーンになります。

ポイント①何故付箋なのか

生活必需品は持ち物リストからほぼ外すことはありません。

バイトがない日はバイトのエプロンは必要ありませんし

パソコンも、確かに重要ですが常に毎日は流石に持ち歩きません(私はね)

お気に入りの本があって、空き時間に続きを読むかもしれませんし

ふとした時に買い物に行きたいからマイバックがいる日があるかもしれません。

その日によって必要のない持ち物は、リストから簡単に除外することができます。

わざわざ書き直す手間も省く事が出来るのが付箋であるメリットとも言えます。

また、黒で囲った部分をあえて直接記入する目的は、他が付箋なのでより際立つということともう一つ

書くことよる反芻です。

普段は使わないので付箋として残しておく必要もありません。

予定が終わったらその持ち物は直接消します。

こういった差をつけることも付箋を使用する目的でもあります。

ポイント②ADHDを惑わす「〇〇かもしれない」持ち物

特に困るのが「気分によって使うかもしれない」持ち物

この「〇〇かもしれない持ち物」によってADHDは悩まされ続けます。

使うかもしれないんだったらもう持ってていいんじゃね?

という気持ちにはひたすら同感です。

これを克服するアドバイスとして

重要なのは、あくまで持ちもの選びは手段です。

何故その持ち物がいるのか、それは見合った予定があるからです。

持ち物選びから「あ、あれもしたい。これもしたい」となるのは予定が発散する原因です。

基本的には「予定→持ち物」という風に決めましょう。

具体的な使い方

くどいようですが前回の記事です。

私はTo Do リストと兼用してこのようなボードを使っています。

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ちなみにこれは私が使用しているボードです。

紹介します。

左は前回紹介した予定のリスト。

右は今回の持ち物リストです。

予定リストの左側は「I should do〜しなければならないこと〜」(緊急性が高い)

右側は「I wanna do〜したいこと〜」(緊急性が低い)

また、上に行くにつれて重要度が上がっていくようにしています。

私は「I should do」を上からこなして行き、それらが消えてから「I wanna do」を上からやるようにしています。

予定も付箋を使うことで可動性を出し、予定が後わり次第取り除きやすいようにしています。

そして前日の夜に予定やそれらによる持ち物の確認。

これをルーティーンとして毎日します。

このボードは当日に確認しないといけないので、私は自分の部屋のドアに貼り付けています。

要は出かけるときに必ず見える場所に飾ることをお勧めします。

また、あらかじめ予定や持ち物は等は、端末のカレンダーアプリに書き込んで通知機能をオンにしておくとさらに良いでしょう。

最後に

欲しくして言っておきますと

もちろん人それぞれです。私のやり方が正解だとは思いません。

思考が発散してしまうのをある程度防ぐ為、一旦フレームワークを作ってから当てはめたらいいんじゃない?という提案です。

ADHD傾向にある人がみんなフォルダ作りが「出来ない」訳ではないですし、それが仕事、プライベートなど各場面で出来やすい、出来にくい、があります。

周囲の環境にもよるでしょう。

ADHD傾向にある人もそうでない人もこのメゾットがお役に立てれば幸いです。


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