実家の戸建て住居をシェアする暮らし

今は仕事を辞めているため、自分と向き合う時間があるので実家の片づけなどを行っています。丁度2年前に一人暮らしをやめて、実家にもどっていました。やっと本格的に世帯分離を決断しました。市役所にて世帯分離手続きもしてきた。

実家を空き家にしない

最近実家じまいというワードが流行ってますね。
空き家も増えてしまって、日本全国空き家だらけのようです。人口も減っていくだろうから、今後10年でもっと増えるだろうな。都内の私の付近でさえ、3軒は空き家です。住人は70代後半。
これからは空き家のリノベーションなんかしたら補助金出るとかしてほしいよね。じゃないと無駄に家だけ増えて、ゴーストタウン化しちゃいそう。そもそも都心ではないにせよ、東京都内に持ち家があるという有難い環境なので、その環境を無駄にせずにしたいなって思っています。

「物を所有する」➡「物をシェアする」時代に思うこと

とはいえ、最近価値観が変わってきているなと肌で感じています。物を所有することが、豊かさの象徴だったのかなと思います。

いままでは、新しく資産として家を持つ・車を買う・ものを買う。一人暮らしをして思ったけど、家具家電など新しく揃えたりがなんだか勿体ないなって感じてきました。シェアハウスなど家を数人で住むなど結構当たり前になってきているし、フリマアプリやリユース品も大事にゴミにせずに持ち主を変えながら、だれか必要な人へものが渡り歩いていくことが、なんだかカッコいいよねみたいな風潮に変わってきてますね。

リノベーション・リユース・シェアなど、物を大事にしていく文化は個人的に好きです。服に関しても本の10年前はファストファッションとか言われていたけど、服も消費する時代から良いものを買って、好きなものを長く着続ける。そんな時代になりそうだなと、ぼーっとフリマに本を売っていて思った。

一人暮らしをしていたときには、家賃が毎月の固定費として出て行ってました。東京を離れていたから仕方ないけれど、800万～1000万くらいを誰かに支払ってしまったことになります。「自立」は一人で暮らすことだと20代の私は信じていたのよね。ただのプライドだったんだと思う。

物の価値観考えていながら、自分のことを振り返ると最近自分自身の価値観も変わってきたな。特に「自立」に対しての考え方も大きく変わってきた。年を重ねたからなのか、一度実家を離れているからなのかはわからないけれど。「自立」って一人で何でもやることではなく、一人でもできるし誰かとも一緒に暮らしていくこともできることなのかもしれないな。

誰と暮らしても、自分の軸で生きていくことができる能力を「自立」っていうのかもなあと、、、最近悟ってきています。

実家は3世代（祖母・両親・私）それぞれが光熱費を折半して暮らしています。それぞれ食費も別。食べるものも別。洗濯もそれぞれがやっています。
誰に甘えることなくそれぞれが自分自身の暮らしをしながら、労働力や知識を共有して共存して暮らしています。それができる両親であることに感謝しています。

色んな価値観がある時代なので、みんな同じで型にはめる必要はないのかな。自分自身がどうするのがよいのか、自分で決めて決断していくことが大事なんだと思います。日本も豊かじゃなくなってきたね、いよいよ。
物をたくさんもっていても、心がさびしいよりはいいか。心が豊かになるように、暮らしていきたいよね。これからは少しずつ愛着を待ちつつ、実家を整えていきたいね。