遠回りしてnote開設

お恥ずかしながら、今まではnoteというとなんだか格好付けているようなイメージがあって使えずにいました。
そういうわけで今年の2月、はてなブログを作ってみたんですが、そこで問題が発覚したのです…それは、日の目を見なくても淡々と発信を続けなければならないというブログの特性。

何年も更新されていなくてもネット空間に公開されて誰でも読める、それは素敵なことでもあるけれど、匿名性が高すぎるゆえに書いた人の経歴や現在がとても気になってしまうし、コメントは届けられない。文章を介したコミュニケーション、とまではいかなくても何かしら文章から広がる世界を見たい私にはそんなブログの残酷で美しい空間が長年お店の奥で眠っているぬいぐるみのように、永遠に会えないであろう昔のネット友達が残した声を聞いているように感じられて、少し寂しさを覚えてしまうのです。
私も時々特定のブログを訪問するのですが、読者の獲得には苦戦しているようで、こんなに素晴らしい文章なのになぜかと思っています。

ブログを開設しようと考えていた当時は趣味垢の方に置くつもりでしたが、フォロワーと言っても特定の数人としか関わりがありません。そんな状況ではなかなか書く気になれませんでした。
それでこのとき初めて、私は誰かに読んでもらいたくてX(Twitter)や文章執筆を続けていることに気づきました。文章を書いている側としては何らかの反応をもらえると嬉しいものだと今でも実感しています。
純粋にブログという場所が良い意味でも悪い意味でも広すぎるのと、PCよりもスマホで何かを書く時代になったことから、noteが使われるようになったのだと確信し、無事私はnoteへと流れ着いたのでした。
2023.8.31

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