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自分の強みの見つけ方
自分の強み、わかっているようで言語化が難しかったりしますよね。
将来のキャリアやライフワークを見つける上で、Want×Can×Needの重なる部分を見つけて広げるとよい、という考え方があります。
「Want: 好き(欲求)」
「Can: 強み(得意/無理せず自然にできる)」
「Need: 組織・社会から必要とされる(喜ばれる/サービスとして成り立つ)」
本日は、その中でも「強み」(Can) の見つけ方と、私自身の強みについて記事にしたいと思います。
Strength Finder ツールを使う
Strength Finderは、協調性や戦略性といった34個の資質について、自分がどの資質を多く持っているかの順位付けを、30分ほどのテスト(質問)に回答することで知ることができるツールです。全社員が社内で受けられるようにして、組織運営にも活用している企業もあります。(組織に、実行力に強い人、人間関係構築力が強い人、など強みのタイプをバランスよく配置するなど)
書籍『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』を購入することでも受けられます。
これによって、強みのTop5もわかり、逆に苦手(自分があまり持っていない資質)Top(Worst?)5もわかるので、強みはそれを活かせるような役割やポジション、チーム編成を自分でも調整・交渉しつつ、弱みは周囲にも自己開示し、それを強みとする人に頼ることで、頼られた方は「頼られてうれしい」と思うでしょうし、自分は自分の強いところに時間をさいて、シナジー効果でチームのパフォーマンスも向上します。
テストの結果、最下位の方に注目するケースは少ないかもしれないですが、得意と苦手は紙一重、裏返しの要素もあるので、ここでは私のトップ3とワースト3をシェアします。
■トップ3
1. 最上思考
強みに注目する。優れたものを最高レベルにしようとする。(まさに今日のテーマにぴったり!)
2. 共感性
自分を相手の状況に置き換えて考え、相手の感情を察することができる。
3. ポジティブ
情熱的であり、しかも自然にその熱意を人に分け与えることができる。
■ワースト3
1. 戦略性
目的に向かうための選択肢を想定することはあまり得意ではない。
2. 慎重さ
決定や選択を行うときに細心の注意を払うことはあまり得意ではない。
3. 回復思考
どこに問題があるのかを探りあて、それを解決するのはあまり得意ではない。
トップ3は自分でも違和感ないですが、ワースト3を見ると、自分はこれでクライアントの課題解決を生業とするITコンサルタントをしていてで大丈夫か??といささか疑問はありますが、「あまり得意でない」だけで、全然できないわけではないし、クビにはなっていないので大丈夫です。(どんな資質でも、その資質がゼロということないし、仮にポジティブがワースト1だった人でも、全くポジティブな面がないわけではないし、ゼロか100かの話ではない)
それより、私は私の強みの「共感性」や「ポジティブ」、さらにTop4に「学習欲」もあったし、それらを最大限に活かして、苦手はまわりの得意な人にカバーしてもらいながら、価値を出していきたいと思います。(コンサル業界では私のような人は少ないので希少性という存在価値もあるはず!)
人から複数回言われた褒め言葉を心に刻む
自分のことは、案外自分が一番わかっていない、ということもあるのではないでしょうか。
自分の強みは、「がんばらなくても自然にできていること」なので、当たり前すぎて強みと認識しないことがあるため、「ジョハリの窓」という心理学モデルでは、「自分から見た自分」と「他人から見た自分」の情報を切りわけて分析することで、自己理解をおこないます。
子供の時に親や先生から言われたこと、友人から言われたこと、上司や同僚から言われたこと、自分の強みを他人から言語化してもらい、それを聞くことで、「自分はこういう人なんだ」と意識することで、よりいっそうその人格に近づくというのは、心理実験でも証明されています。
私の場合、組織異動になる前、転職する前は特に、「〇〇さんなら、どこに行ってもやっていけそう(活躍できそう)だね」と言われたことが複数回あります。一番最初に言われたときは、「え、そうなの?どこが?」とあまりピンと来ていませんでしたが、実際、3~5年おきに社内の異動や転職で、知り合いのいない組織に「初めまして」から入る経験をしながら、「変化への適応力」「初めての場所でもやっていく力」は強みとなり、キャリアチェンジなどの大きな決断の支えにもなっています。
あとは、転職をして内定が決まったタイミングであれば、「採用理由」を聞いてみるのもおすすめです。組織から求められていることや期待値を知る目的もありますが、自分のどの能力やポテンシャルが評価されたのかを知ることで強みの理解にもつながります。私の場合は「相手の懐にすっと入り込めるところ」と言われたことがあり、あまり聞かない長所かもしれませんが、今でも印象に残っています。
ポジティブなフィードバックは、言った側は言ったことすら記憶していない内容でも、言われた側は、それを宝物のように心にしまっていて、辛いときや自信を失いそうなときに、それを力にしていることがよくあります。
なので、長所を見つけたら、「〇〇さんはこういう点が素晴らしいですね、〇〇が得意なんですね」といった声かけをするようにしています。
あとは、人に言われなくても、「自分はこういうところが強みだと思っている」と自分で言う(結果的に自分の耳で聞く)ことも、その強みを発揮する力になるので、1on1ではStrength Finderの結果を聞いたり、「〇〇さんの強みはどこだと思うか」「それを今の仕事のどういうところで発揮できていると思うか」を質問することもおすすめです。
占いを参考にする
最後はゆるい話ですが、生年月日からの西洋占星術での性格判断もインプットの1つにしてもよいのでは、と私は思っています。
「月と太陽でわかる性格事典」という書籍では、私の生年月日(太陽星座はうお座、月星座はみずがめ座)のテーマは「ユートピアを目指す愛の人」です。
長所は、一部抜粋ですが「右脳と左脳の両方で学ぶ力」「穏やかながらも、はきはきと説得力を持って気持ちを表現できる」「生まれた時よりもいい世の中にしてそこを去りたいという真摯な思い」といったことが書かれています。
ちなみに、私の長男も誕生日が近いこともあり同じテーマと長所を持つ似た者同士です。それで「私と〇〇くんはうお座だから性格が似てる」という話を夫にすると「親子だし遺伝子が近いから似てるだけで、誕生日が近いから似てるわけじゃないって」と言われます。まぁ、それも一理あるかな。