カッパ探検隊

初めに

こちらはSPOON内の声劇企画。
「カッパの季節」において行われた台本になります。
概要
声劇台本
人数:ふたり
ジャンル:コメディ
想定時間:5分以内
役名
ナレーション:ボケ担当。
カッパ探検隊隊長:ツッコミ担当

本編

ナレ:カッパ探検隊!
伝説の地で我々はカッパに出会った!
カッパ伝説が残る魔境SaGa。そこには未だにカッパがいると信じられていた。
隊長:ここがカッパ伝説が残る佐賀県ですか!
ナレ:我々探検隊は魔境SaGaへと足を踏み入れる。
そこにはカッパ伝説の発祥の地としてカッパを模した石像が幾つも建てられていた。
隊長:さすが、カッパ伝説のあるところですね!色んなカッパさんの像があります。
あ!あんな所に1人だけ、銅像が居てますよ!
ナレ:探検隊はその銅像に近づいて調べる事にした。もしかするとカッパの手がかりが掴めるかもしれない。
隊長:このカッパさん。なんだか握手したそうに手を出してくれてますね。ちょっと握手してみますね!...わぁ!
ナレ:突然、水しぶきが探検隊を襲った!
我々を拒むように吹き出す水!
間一髪、我々はその水しぶきを避けることができた。
隊長:ナレーションさん。大袈裟ですよ。これ、カッパさんの手にセンサーがあって反応したら水が飛び出すんですね!よく出来てますね!
ナレ:流石カッパ伝説を色濃く残す魔境。我々を拒む為に罠を用意していたようだ。
隊長:だから大袈裟ですって!あ、あんな所にお爺さんがいます。ちょっと話しかけてみましょう!
ナレ:我々は第1村人を発見した。しかし、その姿はどこか違和感があった。
隊長:お爺さん、お爺さん。私たちカッパについて調べてるんですが少しお話良いですか?
ナレ:我々はこの村人の姿をもっとしっかり確認すべきであった。
隊長:失礼ですよ、ナレーションさん!
ナレ:全身緑色。そして背中には甲羅...
隊長:緑のジャージにリュックしょってるだけじゃないですか。
ナレ:右手にはきゅうり...
隊長:買い物袋からきゅうりが見えてるだけです。
ナレ:頭には...カッパの特徴の皿が...
我々はとうとう伝説のカッパと遭遇した!
隊長:ハゲてるだけですよ!失礼ですよ!
ナレ:我々の存在を感じて直接対決に現れたのであろうか?探検隊に緊張が走る...
隊長:むしろナレさんの失礼さに緊張が走りますよ。
ナレ:と、その時!突然カッパが唸り声を上げて我々に襲いかかった!
隊長:すいません。すいません!
ナレさんがカッパなんて言うから怒ってるんじゃないですか!謝ってください!
ナレ:その時、しのあ隊長が!
隊長:え?あたしが?
ナレ:隊長が...なんとかした!
隊長:なんとかなりません!丸投げしないで謝ってくださいよ!
ナレ:所詮ナレーションですから
隊長:ダメですよ!それ、ダメな大人ですよ!
ナレ:なんとしのあ隊長がカッパと相撲を!
隊長:抑えているだけです!あ!
ナレ:そのまま、しのあ隊長がカッパを投げ飛ばした!
隊長:投げてません!足元滑ったんですよ!
というかおじいさん、大丈夫ですか?
...とりあえず、救急車を呼ばないと
ナレ:カッパとの大一番を制した。
隊長:制してません!
ナレ:隊長の賢明な判断により、1人の被害者を出すことなく、カッパとの戦いを終えた。
隊長:おじいさんがのびてますよ!被害者出てますよ!
ナレ:隊長バンザイ!探検隊バンザイ!
隊長:もうやだぁ


最後に

こちらはフリー台本ですが著作権を放棄している訳では無いです。
ご利用の際には“作者タニーさん”を明記頂く様お願いします。
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