「周りを気にしてしまう」 ソーシャルワーカーのための「面接技術」Plus Ultra 34
面接場面② 「周りを気にしてしまう」
Dさん 「そうですね…。例えば、『仕事以外の時は仕事のことを忘れる』、とか…自分はもともと、新しいことにいろいろと挑戦して、いろんなことを吸収したいという気持ちがあるんですが、今は『組合長や人事に相談して、もう少し心理的に負担がない仕事に就きたい』です。あとは、『自分は汗をかいたり動いたりする仕事の方があっていると思う』し、やっぱり『リラックスしたい』ですね。」
MSW 「そうなんですね(話を聴きながら『』の中を紙に書く)。じゃあ、例えば、こういう時はリラックスできて、これをやっていると仕事のことも考えずに過ごせたな、と思えるようなことはありますか?」
Dさん 「そうですね…もともとスポーツが好きで、バレーボールも10年以上やっているので、バレーをしたり、ジョギングしたりしてるときとか…あ、あとは、出身が蒲郡市なんですが、サーフィンもやっていて、サーフィンをしている時は、気持ちもリラックスできて、仕事のことも忘れることができますね。サーフィンをやっているときは、本当に気持ちがいいんですよ。加藤さんもサーフィンはやりますか?」
MSW 「そうですね、私もやったことはありますが、中々うまく波に乗れなくて。うまく波に乗れると本当に気持ちがいいんだろうなぁと思います。」
Dさん 「そうなんですよ。サーフィンは本当におすすめですよ。そういえば、最近はサーフィンとかジョギングとかもあんまりやっていないなぁ。」
MSW 「そうなんですね。そのようにリラックスが出来るのは大事なことですからね。あと、先ほどの話で、『組合長や人事に相談して、もう少し心理的に負担がない仕事に就きたい』ということですが、もしそのような配置転換を申し出たとしたら、組合長や人事課の方々はどのように言われると思いますか?」
Dさん 「そうですね…もし自分が申し出たとしたら、人事の人たちには、しっかり話を聞いてもらえる気がします。ただ、実は前の担当からうまく引継ぎがされなくて、仕事が進んでいなくて、会社内の大きなプロジェクトが自分の部署のせいで遅れてしまっているんですね。そんな状況で、配置転換してもらってまだ2か月しか経っていない中で、またそういった申し出をしたら、周りからどのようにみられるか、気になってしまいます。自分のせいでプロジェクトに遅れを出してしまっているのに…。」
MSW「 ② 」
さて、皆さまだったらどのように②を答えるか、考えてみてほしい。