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⑨『令和の塩騒動』今回の問題点と論点整理



【天日海塩の問題】
①表示されていた食塩相当量91.4gとはかけ離れた数値99.86gという事が判明したが、未だ訂正の公式アナウンスが出ていない。

→法的には問題ない事がわかった。そもそも法律で±20gまでOKという、正に法の抜け穴がある。ただ、お客様は、ミネラルが多いと信じて購入していた。ここが問題。


②2015年の分析データとメーカーは、言い張るがそのデータは、未だ開示されない。

→そもそも、98.8gと記載されて売られていた過去もあり、証拠もある。91.4gになった辻褄が合わない。証明する証拠がない。


③完全非加熱天日塩であり、製法も原塩も変わっていないという主張。

→各種専門機関に問い合わせ、塩の精製の知識も豊富な山本さん(今回の告発者)の助言ももらい完全天日でも塩化ナトリウム(NaCl)の濃度が高くなる製造方法も確認取れた。これは、嘘ではないかもしれない。


【梅ボーイズの問題】

①天日海塩が食塩相当量99.68gだから精製塩と言われるが精製塩ではない。

→今回の問題点は、そこではない。91.4gと表記されて、梅ボーイズ含む取り扱い店がミネラルが豊富という前提で販売していた事が問題であり、ハッキリさせないといけないところ。


②91.4g→99.68gこの変化は、水分量の変化であり、ミネラル含有量への影響はない。ミネラルは残存している見解。

→これはどうやら間違っている。塩の成分分析での食塩相当量が99.68gならば残りの0.32gの中に水分や微量元素、何かしらの混ざり物などが存在することになる。なので、間違えなく精製塩に近い塩化ナトリウムでありミネラルは0に等しい。


③成分分析結果を示すなら、切り取り画像でなく、商品名や依頼した会社名などできる限り開示して提示しないと信憑性がとても低くなる。

→本当のデータだとしても開示内容の信頼度が低い、論点をずらそうとしている意図を露骨に感じる。


【新たにわかった新事実】

①塩化ナトリウム99.68gだとしても、微量元素ミネラルは残っている。塩爺や梅ボーイズの見解。

→残っている可能性は、限りなく低い。更に、飽和食塩水などで洗浄することにより塩に付着した微量元素ミネラルは、更に流れ落ちる。それでも、微量元素ミネラルがあると言い張るなら、高額な微量元素の分析に出して証明しない限りは難しい。

②オーストラリア、メキシコなどの巨大な塩田は、確かに完全天日で結晶化させてる可能性は高いが、1年など長い年月をかけて、何箇所も塩田を経由して作られる塩は、塩化ナトリウムの純度がどんどんと高くなり精製塩に近い仕上がりになる。

→引き上げた海水を同じ塩田に留めて短期間で仕上げる方法が1番ミネラルが残る。そこで洗浄したりするとミネラルは流れる。91-95gの食塩相当量だとしても、そこに残る水分にどれだけミネラルが残っているかが重要。となるとゲランドもアウトになる。


◉まとめ
食塩相当量が90-95gの領域だとしても、完全非加熱だとしても、工程によってはミネラルが減量している可能性が高い。

完全非加熱天日塩で、ミネラルが残存する方法をとっており、微量元素の成分分析をかけている塩がベストな塩である事がわかった。

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