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エストニアとMidsummer day

6月23日24日はエストニア人にとっての一大イベント。エストニア語ではJaanipäevと言ってこの2日間は都心部から人がいなくなり、首都の市街地も閑散とした状態になります。

この一年で一番日の長い数日を家族・友人など親しい人と共に自然の真っただ中で満喫するのがエストニアの人たちにはとても重要なんです。

日本では夏至と言ってもそんなに大きな行事としてはあつかってないと思うんですが、ヨーロッパでは夏至は夏至祭なども行われるくらい夏の風物詩として現地の人の文化・習慣に溶け込んでいます。

また暗くて寒い冬が長い長い北欧周辺の国々の人にとってはこのわずかな期間の「夏」という季節は日本や比較的暖かい国で育った人よりも尊いもんなんです。

いつも通りであれば各地の海辺ではコンサートをやったりするんですが、今年は多くのコンサートがキャンセルになったので、多少、賑わいぶりには欠けますが、もともと朝方まで低温ズンズン聞こえてくるところには行かないので、ちょうどよかったです。

我が家もテント・キャンプ道具を車に詰め込み、海辺や湖の近くでキャンプをするのが恒例。

今年は車で2、30分ほど行ったところにある、Võrtsjärvというエストニアでは一番大きな湖の周辺でキャンプをすることに。 

Go for a dip という英語のフレーズがあります。簡単に訳するとしたら「ひと泳ぎしに行く」というような感じでしょうか? 遊んだり・歩いたりして暑くなったら、「Let's go for a dip!」と湖や海に飛び込んで体を冷やす。キャンプ旅行中はこれが基本です。


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待ってましたと言わんばかりに水着もつけずに走っていく娘たち。。

エストニアは日差しがとても強いので基本帽子は常時かぶっておいた方がいいです。とくに小さな子どもは。

ひと泳ぎしたあとはピクニックしてお弁当を食べ、手漕ぎボートで湖を満喫。その後はテントを張るところを探し、バーベキューの準備!

キャンプする時は荷物を減らすためにバーベキューの網だけを持参してあとは適当に石を積んで簡易バーベキューの出来上がり。

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原始的だけど、意外と簡単で慣れればすぐに準備できるもんです。

キャンプには欠かせないバーベキューのお肉も今年は自分たちで漬けました。ネットで調べた豚肉のビール漬け、酢でマリネした鶏肉。なかなか美味しかったです。

近くにはもう一組、他の家族・親族連れがいて我が家の家族構成が珍しいのか、話しかけてきた。エストニア人はよくシャイな人種として知られてるけど、外国人への興味はけっこう強く、向うから話しかけてくることもよくある。特に普段観光客があまりこないような所になるとその確率はあがり、お酒が入ってると90%以上の確率で話しかけてくる。笑

もうこれまで幾度となくこなしてきた「エストニアに暮らしてるの?なんでエストニアに来たの?どうやって奥さんと会ったの?」などのお決まりの質問等をこなした後は、歓迎の(もう7年以上住んでるんですけどね・・)ウォッカのショットを数杯ご一緒に。

Jaanipäevの一大行事はもちろん夜に行うキャンプファイヤー。Jaanituliと言って、ピラミッドの様に積んだ木を燃やし、その日を囲んで歌を歌ったり、踊ったり、お酒を飲んだりするのが暗くなってからのアクティビティです。会話や子どもたちに一杯一杯だったので、写真撮るの完全に忘れてた。

幸運の為に、この火を時計回りに3度回る。という迷信もあるとか?

またエストニアの伝統では9つの種類の違った花を集めてそれを枕の下に入れて寝ると夢に未来の花婿・嫁がでてくるとか!? 娘たちにはまだ早いけど、みんなで一緒になって探すことに。

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うん。なんかキレイ。

なんの花たちか分かります?恥ずかしいことにボクはひとつもわかりません。

この効果の所為かどうかはわからないけど、夢には妻がでてきました。が、夢の中では痴話げんかしてました。笑

その後はラッキーなことに団体さんが持っていたモーターボートで湖のツアーをしてもらったー!

両側に生い茂る葦を抜けた後は幻想的な世界が。。。今まで何度も陸からは見たことがあったけど、湖のど真ん中に来たことはなかったのでいつもに増して感動しました。


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自分の視界全てがこの淡い色彩に囲まれ、今自分がどこにいるのかわからなくなるほどキレイだった。

ボクはこのエストニアの夏色が大好きです。こんな景色を見て育っていくことのできる人たちは幸せものだなーとしみじみ。
ちなみにこの写真を撮ったのは夜の10時半過ぎ。海辺など外にいれば深夜になるまで暗くはならない。

また深夜2時過ぎには遠くの空が白み始めるから3時~4時にはもう朝になってます。

白夜まではいきませんが、これがエストニアの夏至の様子です。

いつかエストニアに夏至の時に来ることがあればぜひ、自然の中で過ごすことをお勧めします!

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